多読術 (ちくまプリマー新書 106)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688071

感想・レビュー・書評

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  • 千夜千冊の松岡正剛の書作。webサイトを読む限り、「知的で温かみのある文章」を書く人だと思った。私にとって面白い書き手とは、こういう人間味のあるものを書く人なんだと思う。

  • 書評サイト「千夜千冊」の執筆者 松岡正剛氏による読書本。
    ちまたの忘れない読書法や速読法とは違い、読書を広い視野で捉え、本との関わり方を自身の経験に基づき提唱する。肩肘張らずに、『自分流に楽しむこと』、それが読書の極意とみた。

  • 実家にあった本は全部で二千冊あるかないくらい、けっして蔵書が多い家ではなかった、と著者は言うが、二千冊は十分多いと思う。
    「無知から未知へ、それが読書の醍醐味です。」に同意。
    本によって様々に読み方を変えるといい。場所や小道具、著者は服装まで変えるらしい。
    読書の気分転換に別の本を読む、というのは私もよくしてる。いろんな本を併読してるのは間違いじゃなかった、と安心した。

  • 読書入門者向け

  • 親におすすめされて呼んだ。
    興味深い内容だった

  • Webサイト「千夜千冊」の文章は難しく感じることが多いけど、この本はあえてインタビュー形式と言う形を取っており、わかりやすい。ただ、ある程度読書経験を重ねていないと実感するのは難しいかもしれない。
    ある程度読書量が増えてくることで、セイゴウさんの言う「編集」の意味がなんとなくわかるようになってきた。軽い読み物のようでとても深いことを言っている。

  • 松岡正剛が視野に収めるのは、一冊一冊ではなく、本の群れ。いままで名前をつけたことがなかった読書習慣に名前がつけられたとき、わたしの心と本よむ楽しみは、その新しい考えとともに、ふくらみ、よむ気持ちの角度も多様に感じる。読みたい本に追われていると、多様な姿勢で読める本をどう読むか、どうやってひらめきの可能性を広げるかについて無頓着になってしまう。読書は活字だけを読もうとするとつまらない…、紙は、時間とともにあって、本棚に並べているだけで、記憶を吸い込み、重くなってゆく、そんなことにもわたしは思いを凝らす。

  • タイトルが「多読術」なんで、勿論、実践するための読書術の技法は書いてあるんだけど(ちゃんとやります)、私はそれよりも本や読書に対する意識?概念?が面白いと思った。
    これから読む本はより楽しめそうです。
    もし読書に停滞期が来たらまた読みに来ますね。

  • 読了日 2020/08/07

    新書を大量買したときの一冊。

  • 型にはまらないことが重要?
    明快な正解は語られない。

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著者プロフィール

一九四四年、京都府生まれ。編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。一九七〇年代、工作舎を設立し『遊』を創刊。一九八〇年代、人間の思想や創造性に関わる総合的な方法論として″編集工学〟を提唱し、現在まで、日本・経済・物語文化、自然・生命科学、宇宙物理、デザイン、意匠図像、文字世界等の研究を深め、その成果をプロジェクトの監修や総合演出、企画構成、メディアプロデュース等で展開。二〇〇〇年、ブックアーカイブ「千夜千冊」の執筆をスタート、古今東西の知を紹介する。同時に、編集工学をカリキュラム化した「イシス編集学校」を創設。二〇〇九~一二年、丸善店内にショップ・イン・ショップ「松丸本舗」をプロデュース、読者体験の可能性を広げる″ブックウエア構想〟を実践する。近著に『松丸本舗主義』『連塾方法日本1~3』『意身伝心』。

「2016年 『アートエリアB1 5周年記念記録集 上方遊歩46景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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