「本をつくる」という仕事 (単行本)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 703
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480815347

感想・レビュー・書評

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  • 少なくとも本には8種類もの職業があると言われパッと答えることが出来るだろうか。昔と今の本では様々な栄枯盛衰があり確かに変わっているのに大抵はそれに気づかず本を手に取り読む。黒子と呼ぶだけでは収まらない様々なプロフェッショナルのお話

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1240399

  • 「本」1冊ができる過程には
    いろんな人の仕事が関わっている。
    なんの製品でもそうだけど
    そのそれぞれの仕事をまっとうしなければ
    完成形は世の中に出せないのだな。

    活字、活版印刷の章もよかったけど
    ドイツで製本を学んだ青木英一さんの
    修行の話がおもしろかったです。

  • 私は電子書籍より圧倒的に紙の本派。本づくりに携わるたくさんの仕事。

  • 本という製品に関わる人々を取材したノンフィクション。
    1つの本が出来上がるまでには様々な工程があり、各プロセスには職人の手が入っている。例えば、フォントひとつでも、形状、太さ等に拘りがある。また校閲、海外エージェントとの関係など、あまり知られていない重要な仕事もある。活字、製本、印刷、紙の質、装丁など、それぞれの工程に関わる人達、技術の改善など、これを読むと本作りの裾野の広さを感じる。

  • 色んなジャンルのプロの話がまとめられてて読みやすく楽しかった。本が本であることの意味みたいなものを考えたくなった。

  • 思ってたのと違うかった笑

  • 子どもの頃から本が大好きでずっとお世話になってきて、出版社でバイトしたこともある。だから本にかかわっている人たちのことは意識しているつもりだったけど、著者、編集者、校正、印刷、営業、くらいは意識していたけど、活字作成者、製紙業界のことなどはちょっと意識を向けてなかったかもしれない。本書で取り上げられるのは印刷会社の事業としての活字作成(違いが判ってなかった!)、製本マイスター(古本屋さんでこうしたことをしているところはあるけど、欧州のような本格的なものではない)、活版印刷(三日月堂!)、校閲(校閲と校正の違い!)、製紙業、装幀家、海外本のエージェント(翻訳もの好き!お世話になってます)、児童文学作家(角野栄子さん)の8つの分野の専門家から語られる本作り。どの方も自身の仕事へのプロ意識とそれでいて本に対する優しいまなざしがよい。この本の作り自体も丁寧な仕事だと感じた。

  • 本を作る上での様々な役割について書かれた書籍。

  • 全ての本好きに捧ぐ…。
    本を世の中に出すという連綿とした営みの奥深さを知ることができる。
    これを読むと、やはり「本」という存在はこれからもなくならないことを実感する。

    これだけ丁寧に圧縮されたデバイスがあるだろうか。

    内容だけでなく、紙、装丁、デザイン、活字、あらゆる面でお気に入りの一冊というものを見つけたくなる一冊。

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著者プロフィール

稲泉 連(いないずみ・れん):1979年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年に『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で大宅賞を受賞。主な著書に『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)、『アナザー1964――パラリンピック序章』(小学館)、『復興の書店』(小学館文庫)、『サーカスの子』(講談社)などがある。

「2023年 『日本人宇宙飛行士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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