忘却の整理学

著者 :
  • 筑摩書房
3.43
  • (24)
  • (56)
  • (62)
  • (22)
  • (5)
本棚登録 : 720
感想 : 83
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480842909

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「忘れる」ことは、神様がくれた素敵な能力だ
    ってチコちゃんも言ってたな。

  • f.2020/5/6
    P.2009/12/14

  • ・ノートは取らない

  • 「忘れてしまうこと」は、悪いことじゃない。むしろ、新しいことを考えるには、忘れることが必要。

    なにかをインプットしたあと、その大部分を忘れた後でそれでも忘れきれないことがエッセンスであり、そこからオリジナルの思考に結びつく。

    テクノロジーが進歩し続ける時代にあって、記憶することに頭を使うより、思考のプロセスに重きをおく、それでいいんだと思う。
    記憶力がない自分をもっと肯定してあげよう。

  • ベストセラー『思考の整理学』の著者による、忘却擁護論。
    記憶することが良いことだともてはやされ、忘却は悪者にされているが、果たしてそれは本当なのだろうか、という問題提起から始まる。
    そして、記憶と忘却は車輪の両輪、陽と陰であるという説明が展開される。
    気楽に読めるエッセイではあるが、著者の見識の高さに唸らされる。

  • 忘れることが思考することには必要、と説く本。書いたもの、考えたことを寝かせる(一度忘れる)ことや、寝て頭を整理してから思考することの有用性など。

  • 10.10.11
    ブックフェアで購入

  • 忘却を欠陥として考えるのではなく、肯定する。
    知と忘は表裏一体なのではないか。

    朝、かんがえ
    ひるは、はたらき
    夕がたに食し
    夜は眠れ
    ウィリアム・ブレイク イギリスの詩人

    忘却にさらすことで、命ある知識になる。
    忘却には大いなる価値があることを認識した。
    頭の中の自然な取捨選択に任せることもいいようだ。
    しかし一方で脳には未知の力があるとも私は思っている。

  • 思考の整理学の続編。
    忘却という要素が非常に重要であること。
    情報の入力のしっぱなしがダメなこと「入れたら出す」
    原稿なり学会発表なりちょっとの時間「寝かす」作業って凄く大事だと思う。

    「田舎の学問より京の昼寝」というコトバが妙に印象に残った。人間はやはり環境が大事ということかな。


    時間が経って忘却したらもう一回読もう。

  • 図書館

全83件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923年、愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論を多数執筆している。2020年7月逝去。30年以上にわたり学生、ビジネスマンなど多くの読者の支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(以上、筑摩書房)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

「2024年 『新版 読みの整理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

外山滋比古の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×