問題解決に効く「行為のデザイン」思考法

著者 :
  • CCCメディアハウス
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484152219

感想・レビュー・書評

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  • バグトリデザインを読んだあとだったので内容がすんなりはいってきました。
    同じ目的でも人を変えると手段が変わる…というのは教育でも同じことだと思いました。
    創造体験を豊かにするために記憶のタグを増やしたいです。広く浅くたくさんのことに関心を持てることが大切です。

  • ポケットティッシュで鼻をかんだあと、ゴミ箱がない時に、、、広告が挟まっているところに入れればOK!そのために作られていたとは!
    デザインは、少し遠い存在だったが、バグの解決を前提にすれば、それがデザインになる!
    説明書が不要なデザイン、ソリューションデザイン、、、普段の仕事や考え方、論点整理に使えそうだ!

  • 広義のデザインは、「見た目」だけでなく、問題解決そのものであるので、デザイナー以外の人も読んで役立つ本だと思う。
    一番重要だなと思ったことは、時間軸に沿って、様々なシチュエーションで様々な人がその「行為」をするのを「想像」して、「バグ」を見つけることがデザインの過程であるという話である。
    その製品に関わる人のことを、「ステークホルダー」と表現していたが、学校では、様々な生徒、保護者、教員がいる中で、想像力を働かせながら授業やその他指導を行なっていかないといけない。
    とにかく、「想像力」の重要性と、その「想像」の仕方を学ぶことができた。
    「取扱説明書に色々書いても読まれなきゃ意味ない」「禅」の見方など、なるほどという内容も盛り沢山であった。

  • 悪くはなかった記憶(でもあまり覚えていない)。

  • 何かを新しく作るときに読み返したい。とても参考になる。

    行為のデザイン思考法
    =人間の行為にデザインを沿わせること

    マジョリティが行為を止めてしまうポイント(バグ)を探し出し、そこを解決できるデザインを考える。

    弓道・茶道・華道など道のつくものがシンプルで洗練されたモデル。

  • 久々に自分の考え方にとても親和性を感じる本。ご本人もとても素敵なたたずまいでした。

  • vol.324 問題解決に効く。これからの時代に必須の「行為のデザイン」思考法とは?http://www.shirayu.com/letter/2015/000656.html

  • デザインというタイトルからイラストを書いたり、見やすいホームページを作ったりするというような内容だと思っていたら、それは狭義のデザインであった。ここで扱われているものは広義のデザインで「プランニング」「可視化」「告知」のある行為を相手に届けるための手段全てをデザインするという概念で勉強になった。

  • デザインは見た目の話ではなく問題解決の手段であること。形が人の行為を促すこと。世の中にはバグが沢山あること。(お釣りのもらい方は自分もよく感じていた)などなど、デザイン業界ではよく言われていることかもしれないが、わかりやすくまとまっている

  • デザイン思考に興味を持ち、読んでみた本。プロダクトデザインについて、ただの見た目上のデザイン、ではなく、目的などに応じてコンセプトからデザインすることの大切さを理解させてくれる。例もかなり多くて、理解が促進されてとても読みやすい。
    やっぱ人の行動に沿ったデザインって大事だよね。説明しなくても、書かなくても使い方が直感的にわかること。まぁ言うは易し、で難しいんだけども。
    等身大の自分でプロダクトを考えるのは当然だが、設定されたペルソナに成り切って考えるのも面白い。ある種、強制的に違う価値観で考えさせることで、違った気づきが得られそう。これ、やってみようかな。
    誰が、どうやって、どんな目的を果たすのか、で整理していくのか… 発想を広げるのに、人を変えてみる(と手段が変わる)、時間を入れ替えてみたり(夜は見えづらいとか)、目的のものを入れ替えてみたりするっていうのも、面白い。

    バグの種類の8個に整理するのも面白い。
    矛盾のバグ:綺麗なデザインだけど、壊したくないからカバーつけちゃったり。
    迷いのバグ:やり方を迷ってしまう。パーティで自分のグラスがわからなくなったり。
    混乱のバグ:数が多すぎて困る。バスのアナウンスが多すぎて、どれが重要かわからない。
    ふかんのバグ:どんどんバグがバグを生み出してしまう
    手順のバグ、記憶のバグ、精神圧迫のバグ、退化のバグ、などなど。

    関係者を個別に集めてディスカッションするより、みんなでやる方が早い、というのも納得。アイデアがあっても実現できなければ意味がないし。

    ステークホルダー、シーン、行為のタイムフローを整理した上で、ステークホルダー毎に成り切って想像する、というのはかなり大変な作業ではあるけども、きっと具体的に描ける分、本当の課題が出て来そう。うまく時間を決めて考えるのがいいんだろうなぁ。

    ワークショップの開き方は、とても参考になる。今度やってみようかな。ただ、予想以上に準備に手間がかかるな、これ… 運営が大変だ…

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