- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487808946
作品紹介・あらすじ
なんとなく似ているが、どこがどう違うのか? と改めて聞かれるとわからないものってありませんか?
本書では、「竹と笹」「林と森」「ヒラメとカレイ」「ミミズクとフクロウ」「交ぜると混ぜる」「搾ると絞る」など、「似ている」言葉の雑学を写真で紹介します。
「似ている」ということは、その反面「同じではない」ということ。それらがどう違うのかという関係に着目し、楽しみながら、日本語の奥深さを知ることのできる写真集です。
感想・レビュー・書評
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見開きで写真が使われていて、解説はその次のページ。
シンキングタイムを持たせてくれている気がします。
写真をみながら、「何となく使い分けているけどどういう基準と言われると…こうかなぁ?」と自分なりに考える時間は楽しかったです。
写真撮影のこぼれ話も添えられていて、その場所に行ってみたくもなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アザラシとアシカの違い、あんみつとみつまめの違い、陰と影の違い、制作と製作の違い・・・わかりますか?見開きにおしゃれな写真を並列させて問います。次ページで解説。知ってる、わかる、とつい頁をめくってしまう本です。読み終えるとちょぴり賢くなった気がします。生徒はきゃあきゃあいいながら「語彙力を増やすんよ!」と楽しんでます。
[NDC] 814.5
[情報入手先] 自校図書館
[テーマ] 見ておもしろい本 -
絵本だと思ったら、児童書でもなく、本だった!…図鑑?に近いのか??
でも!!面白い!!!!
確かに言われてみると違いを説明できない似ている言葉ばかりが出てくるの。
で、説明がまた簡潔でわかりやすい!(拍手!)
すっごい面白い!!!
個人的には「ヒラメ」と「カレイ」の違いがすごく好き♡ -
この本も、多くのブク友さん達が読んでいる人気の本ですね。
最近、「言葉」関連の本を続けて読んでいる勢いに乗って読みました。
いつも迷うことばに「変える」と「換える」と「替える」と「代える」がある。
「電気」と「電機」と「電器」もどれだか迷う。
日本電気株式会社、松下電器産業株式会社、三菱電機株式会社と"でんき"の字が違う。
他には、船井電機、三洋電機、山洋電気、東京芝浦電気など。
ビジネスマナーとして会社名は理屈なしに覚えるしかないが、冷蔵庫は電機か電器かと問われると迷う。
本書「似ていることば」では、
"でんき"や"かえる"のように幾つもある漢字の使い分けを取り上げたものが多いが、
果物と野菜とか、アザラシとアシカのように違いをきちんと説明できないものも含まれている。
「卵」と「玉子」の使い分けはテレビなどで時々話題になる。
料理したものだけに「玉子」という文字を使うと言われますが、
スーパーで売っているのは「卵」ですか「玉子」ですか?それとも「たまご」ですか?
たまごやきは、「卵焼き」ですか「玉子焼き」ですか?
ゆでたまごは、「ゆで卵」ですか「ゆで玉子」ですか?
自分の気持ちにしっくりくる表現を正解だと思っていればいいのでしょうか?
「混ぜる」と「交ぜる」や「サンデー」と「パフェ」など、違いを説明できないものが沢山ありました。
でも先日のテレビでは、「パフェ」の中に皿に盛りつけたものもあったので、それほど厳密でもないみたい。
だから、きちんと覚えなくても大丈夫。
みんな曖昧に使っているから、こんな本が存在するのです(^O^)
「恐い」と「怖い」、「いねむり」と「うたたね」の使い分けもできていなかった。 -
アイデア勝ち。
今まで何となく分かっているつもりでいながらもやもやしていた「似ている言葉」の違いが次々と明確になって快感だった。
例えばアサガオとヒルガオ。アサガオが観賞用で、ヒルガオが雑草扱いと説明してあって、ヒルガオにすごく愛着がわいた。
または糸こんにゃくと白滝。こんにゃくが大嫌いな私の舌のセンサーは、糸こんにゃくは無理だが、白滝はまだ受け付けた。その理由も判明(笑)
前者は単ににっくきこんにゃくを糸状にしただけのもので、白滝は原料は同じだが湯に通すのだという。ふむふむ。
果物と野菜。
果物はもともと「木(く)の物」であり、木に実る果実をさすのだという。対して野菜は地面にできる。それから果物の多くは多年性だが、野菜は基本1年草。
べつに野菜だろうが果物だろうがどっちでもいいのだけど、言葉で世界を切り分けられたような、ちょっと罪深い快感があることも否めない。
あまり書くと本書を読む楽しみがなくなってしまうので、あとはとくにわかって快感だった言葉だけ羅列します。
笹/竹
サンデー/パフェ
使用/利用
制作/製作
卵/玉子
羽/羽根
混ぜる/交ぜる -
林と森は漢字にまどわされる。
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写真でわかりやすくとても読みやすい本。
一度読んだ後、次は家族にクイズ形式で質問して遊んだりといろいろ楽しめた。
図書館から借りて読んだけど、購入も検討中。
他のシリーズも気になった。 -
確かに気になっていた言葉の違いを写真で比較してよくわかりました
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似ている言葉を写真で対比させて、解説をする。勉強になる上に、写真もレイアウトも良いので、見て楽しむことができた。陰と影、使用と利用の写真がとてもわかりやすくて素敵な写真だった。
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普段使っている言葉の意味を再確認できました。
一度読んで、知ってて良かった。と思える本です。
間違えると恥ずかしいので一度借りて読んでみてはどうでしょうか?
ページ数が160と比較的さらっと読むことができました。