薔薇の名前〈上〉

  • 東京創元社
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本棚登録 : 3737
感想 : 247
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488013516

感想・レビュー・書評

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  • 面白いが読みにくい。カラマーゾフの兄弟の時も思ったが、キリスト教の知識がないと読みにくい箇所が多い。それを差し引いたミステリー部分だけでも面白いが、優しい解説書があればいいのに。下巻にも期待。

  • 210

  • 中世の雰囲気を十分堪能しました。

  • 満を持して、という感じで読み始めた。衒学的とはこういうことかとばかりに脱線レベルで繰り広げられる、本筋を理解するために必要な雑学(という言い方も失礼だが)の奔流が実に心地よい。飽きっぽい人にこそおすすめだと思う。

  • 2020/09/25

  • 普通にただのミステリーとして読んでも、まあまあ面白い。中世の修道院と宗教論争という味付けでミステリアスで知的な雰囲気が味わえる。下敷きになるヨーロッパの古典の知識がないとこの程度の感想になってしまうが、元本を知っているとにやりとできそうな仕掛けがちりばめられているよう。ダンテの神曲、ボッカチオのデカメロン、黙示録等。それらを全部読む気力は今はないけど、いずれ時間が出来た時にチャレンジして、再読してみるのも一興かも。

  • 「薔薇の名前(上)」ウンベルト・エーコ著・河島英昭訳、東京創元社、1990.01.25
    413p ¥2,000 C0097 (2019.12.17読了)(2019.12.02借入)

    【目次】
    手記だ、当然のことながら
    プロローグ
    第一日
     一時課/三時課/六時課/九時課の前/九時課の後/晩課/終課
    第二日
     朝課/一時課/三時課/六時課/九時課/晩課の後/終課/深夜課
    第三日
     讃課から一時課まで/三時課/六時課/九時課/晩課/終課の後/深夜課

    ☆関連図書(既読)
    「ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』」和田忠彦著、NHK出版、2018.09.01
    「ウンベルト・エーコの文体練習」ウンベルト・エーコ著、新潮文庫、2000.09.01
    (「BOOK」データベースより)amazon
    迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事件が。バスカヴィルのウィリアム修道士が事件の陰には一冊の書物の存在があることを探り出したが…。精緻な推理小説の中に碩学エーコがしかけた知のたくらみ。

  • ★館長の本棚★小林図書館長推薦
    ★SIST読書感想文大賞2019 推薦図書★ 推薦者コメント
    主人公修道士ウイリアムが巨大な図書館を有する中世の修道院に到着するところから話は始まる。殺人事件が起こり、その事件の謎解きに、ワトソン君にも擬せられる若い修道士アドソも参加して話は展開する。中世と言いながら、何時の時代でもある「時代」が切り取られたような、すばらしい小説である。

    【所在・貸出状況を見る】
    https://sistlb.sist.ac.jp/opac/home/result/ja?q=4488013511&target=l

  • 購入してから長らく積んでいたものを、少しずつ読み進めてようやく上巻を読破。頭が追い付かない部分も多々あるが、先が気になるところ。

  • 中世伊の山上の修道院に起きる連続殺人事件をウィリアムとアドソの主従が追う縦軸と、キ教の異端と正統論争、清貧論争、事物と記号の考察などの重要な横軸をからませたエーコの処女小説。

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著者プロフィール

1932年イタリア・アレッサンドリアに生れる。小説家・記号論者。
トリノ大学で中世美学を専攻、1956年に本書の基となる『聖トマスにおける美学問題』を刊行。1962年に発表した前衛芸術論『開かれた作品』で一躍欧米の注目を集める。1980年、中世の修道院を舞台にした小説第一作『薔薇の名前』により世界的大ベストセラー作家となる。以降も多数の小説や評論を発表。2016年2月没。

「2022年 『中世の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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