晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編> (ミステリ・フロンティア 26)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 165
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017309

感想・レビュー・書評

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  • 元同僚が勤務する歴史ある書店で謎解き。
    今までのほわほわした謎と違い、バッチリ殺人だったのがちょっと意外でした。でも、変わらず本にまつわる小ネタもあり、楽しく読めました。

  • 面白かった。

  • 出張編とわかっていても威風堂がメインででてこないのはやはり寂しい。
    長編ならではの様々な伏線をひっぱりすぎて最後バタバタに。個人的には物足りないような。
    次回はまたまた短編集とのこと。期待したい。

  • 「配達あかずきん」の書店ミステリ第二段。こちらは長編です。
    元同僚が働く老舗の本屋に幽霊が出る。その正体は過去に起きた殺人事件の犯人?

    勤務先の書店を飛び出して、書店ガールコンビが事件の謎を解決するべく奔走する。
    オーソドックスな感じの流れ。気負わずに読めるし、ほのぼの感もある作品でした。

  • 短編より好きだな

  • 題名にあるとおり、杏子と多絵の出張編。もちろん、面白かったけれども、何か物足りなかった。やっぱり、このシリーズは短編の方がいいなあ。

  • 駅ビル6階成風堂の書店員杏子のもとに元同僚有田美保から地元の老舗本屋「まるう堂」の幽霊騒ぎの謎をといてほしいと手紙がきて、バイトの多絵とともに信州へ。そこにでる幽霊は、27年前に作家嘉多山成治を殺害し2年後病死した書生の小松秋郎だというが―◆うーん…書店員さんが謎解きするのは殺人事件なんて重たいもんじゃないほうがよかっt…

  • 前作とは違って、長編で過去の殺人事件も絡んでいた話でした。
    前半は地方の本屋での幽霊騒ぎを調べるという内容のせいか、杏子さんのやる気のなさが半端ない。
    まぁ、いくら元同僚からの頼みとは言え、わざわざ呼びつけられて幽霊騒ぎを解決してくれと言われても、知っている人は元同僚だけで初対面の人相手に色々と聞いたりするのはやりづらいとは思いますが。
    過去の殺人事件については…何というか、最後まで引っ張った割には、あっけない気もします。

    途中から殺人事件についての内容にはなりますが、やはりこのシリーズは本屋さんの現状についてが多く書かれていて、今回は地方の本屋さんの苦しい状況などがわかりやすく書いてありました。

    でも、前作のような短編の方がいいかなぁ…。
    長編でなくてもいい内容だったと思います。

  • 前作とは違って殺人事件です。
    登場人物たちや雰囲気は変わらずに
    書店という世界からちょっと飛び出した事件に
    探偵コンビは飛び込んでしまいます。

    自費で出かけた地方書店の事件。

    この設定でこの先どこまで話が広げられるのかが
    楽しみだったりします。

  •  なんといっても本と本屋の描写に愛がこもってる、「まるう堂」(本店支店とも)の店構えや品揃えの様子に実在の本屋なら行ってみたいと溜め息をつき、杏子さんの本屋巡りに付き合いたいと溜め息をつく。 
     事件については、殺人事件を関係者の話や態度から見事に解決に導く多絵ちゃんにオドロキです。大学で心理学(犯罪心理学含む)を学んでいるとはいえ、些か出来すぎな気もしますが名探偵ってみんな出来過ぎな人ばっかりですもんね、多絵ちゃんなんてカワイイものです。
     今後、二人のプライベートな部分が明かされることも期待したい。

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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