アリス殺し (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 3061
感想 : 362
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025465

感想・レビュー・書評

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  • 2023.12.03 図書館

  • 設定好きで途中まで楽しく読んでいたのに最後がグロくてグロくて
    そこまで詳細に描写しなくていいじゃん、と思ってしまった
    最初は面白過ぎてこのシリーズの他の本も絶対借りようと思ってたけど今はちょっと迷い中

  • 再再読。

    珍しく買った本。
    作者が亡くなっていると知って、ショックで永久保存版として購入。

    不思議の国のアリスが好きなので、不思議の国ではアリスの世界観そのままと言った雰囲気で読んでいて嬉しい。
    夢の中の不思議の国の自分と地球の自分がつながってる(アーヴァタールと呼ぶ)という話で、不思議の国と地球での話が交互に進行する。

    不思議の国でハンプティダンプティが死んでアリスの犯行が疑われる。このままでは女王に処刑されてしまう。相棒(?)のトカゲのビルは味方なんだけど、どうにも頼りない。

    不思議の国で人が死ぬと地球でも死ぬ事がわかる。

    地球では大学院生の栗栖川亜理と井森が 事件を調べ始める。
    この話はタイトル通アリスが死ぬ結末になるのか、誰が誰のアーヴァタールかと言う謎がある。

    犯人の犯行の理由が滅茶苦茶?で不条理。
    最後には不思議の国が本当で地球はレッドキングの見ている夢なんだとか。


    その後のシリーズを読むとタイトル通りアリスが死ぬ事が予想がつくが、他の話と違ってギリギリまで死なない印象。
    他の話はタイトルを回収する所から始まると言っても良い展開なので。

    その後のシリーズを読んでいたので、何となくビルは死なない気がしていたが、あっさりと死んでしまった。悲しい。




  • 小林泰三

  • 不思議の国で死んだ人は地球でも死んでしまう、そんな二つの世界でアリスと亜理を中心に事件は進んでいく、ファンタジーだけどサスペンス。不思議の国はまさに「アリスの世界」の語り口とやりとり。首をちょん切られるのはだあれ?

  • 『不思議の国のアリス』が大好きな私からしたら、最高の作品だった。
    〈不思議の国〉側から始まり、〈不思議の国〉が織りなす不可思議さがそのまま反映されていた。住人たちの噛み合わない無駄な会話が私にとっては寧ろ心地良い。

  • 犯人当ては易しいが、終盤の展開が一読の価値あり。

  • 始めはよく分からないまま読んでいったけど、途中から面白くなってきた。
    後半は痛い、痛い、痛いって思いながら読んだ。

  • 一応頑張って読んだ。ただグロいだけの話。
    ただアリス本編?もこんな感じで観難い映画だったなと思い出した

  • 世界観のお話と、誰が誰に対応するのか、と言うところはほんと素直に騙されて、直前に読んでた十角館でも騙されてたじゃない!となったんだけども。最後のグロがひゃーっとなって少し飛ばし読みしちゃった。

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著者プロフィール

1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2014年『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞受賞。その他、『大きな森の小さな密室』『密室・殺人』『肉食屋敷』『ウルトラマンF』『失われた過去と未来の犯罪』『人外サーカス』など著書多数。

「2023年 『人獣細工』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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