誰もわたしを愛さない (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ひ 3-8)
- 東京創元社 (2007年9月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488459086
感想・レビュー・書評
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読み終わって題名の意味を理解。犯人の心情なのか、それとも探偵の信条なのか、どちらとも取れる題名に憂鬱な小説全体を覆う雰囲気がよくマッチしている。今回は一時流行した女子高生文化が題材なだけに明るい感じがするシーンもあるが、シリーズ物のお約束の暗さは健在。ちゃんとドンデン返しもある、犯人が意外だったかどうかは別として。
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春の訪れとともに、担当編集者が変わった柚木草平。行きずりの犯行と思われる女子高校生殺人事件に気乗りがしないものの、原稿料アップにつられルポをひき受ける。メガネ美女の新担当、エッセイスト、おなじみ吉島冴子に娘の加奈子と、次々現れる美女に翻弄され、さらに女子高校生にも圧倒されつつ調査を進める柚木。哀しくも、周到に仕組まれた事件のからくりとは。シリーズ第六弾。
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柚木草平シリーズ第6弾。
1,2,6と3作連発で読みましたが、これがいちばんミステリ色が強いです。
新キャラも良い感じだし、これはかなり好きな作品かも〜。
やっぱり3〜5作目も買わなくちゃだめだな^^; -
コミカルでハードボイルド調のライトなミステリ小説<柚木草平シリーズ>の第6弾。でも当初は4作目だったそうだ。その訳は解説に書かれているが、どうせ草平は永遠の38歳、前後しようと大勢に影響はない。春。桜の花びらとともに訪れた出版社の新人担当は、草平担当ということで肩に力の入りすぎたメガネ美女・小高直美。追う事件まで出版社に指定される始末。わずかな原稿料アップにつられ、重い体を引きずって調査に向かう。事件は、渋谷のラブホテルで起きた女子高生殺人事件。刑事時代のコネを使って、コツコツと調べていく。お馴染みの別居中の妻、娘の加奈子、警視庁の吉島冴子、法医学教室教授・田原今日子、人気エッセイスト・麻生美保子、女子高生らに翻弄されながらも、着々と真相に近づいていく草平の姿を丁寧に描いている。コミカルでユーモアたっぷりで楽しい。しかし、今回の事件は簡単にかたがつきそうで結構置くが深かった。焦り、それでも最終決戦を迎えた草平は、見ものだった。事件の真相がわかると、草平がペシミストになってしまうのも仕方ないと思えてきた。和製フィリップ・マーロウ「柚木草平」って言ったら言い過ぎかなぁ〜
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誰も私を愛してはくれない。
深いね -
読了したとき、不覚にも柚木草平のファンになってしまった。
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2008年1月1日読了
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題名に惹かれて買ってみたんですが。読み進まなかったです・・・
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柚木草平シリーズ6弾
樋口有介って、なんとなく買ってしまう
買い集めるわけではなく。
2007.09