- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488467036
感想・レビュー・書評
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館シリーズ第3作、そして完結
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館三部作、完結編。
千波が甦ります。
不思議な話だ。
ミステリというか、ミステリーかな。 -
高い崖の上に、ガラスの家が建っている。
三角のとんがり屋根に雪が降りつもりとっても寒い。
周りには、海。
その家が早くおいでと呼んでいる。
そんな夢を見る。
四歳の千波。
千波は、森の中で迷子になり青年学者の吹原に出合う・・・。
吹原の家に住むようになり、そこで吹原に思いを寄せる女性が一人・一人と千波が成長する中で死んでいく・・・。
二人の前世からの縁と、吹原の一族に潜む愛憎がもたらす過去の悲劇。
千波は、その中で成長し前世の思い出を映す未来に導かれ、崖の館を目指していく。
千波に待つものとは・・・。
少女と館を巡る三つの物語は、ここで完結です。
どこか、詩のような文章のミステリーです。
昔の作品なので、活字の数が多いですね。
乙女の心を描く・・・繊細な文章になってます。
今の小説になれてると、ちょっと読みずらいかな? -
〈館〉三部作の完結編。
崖の館―かつてその地で命を落とした娘・千波は生まれ変わり、過去の記憶を度々夢に見る…
ある日、迷い込んだ屋敷の主・吹原に出逢う。
懐かしさを覚え、離れがたい吹原に引き取られ成長する中…不思議な夢は繰り返され。
吹原を崇拝し惹かれてゆく千波…だが吹原の周囲で彼に焦がれる女性は次々と亡くなり…。
吹原邸の住人は恐いョ病んでる人間になんて言葉を!
自分達が勝者ならも少し心に余裕あっても良さそうなのに…“次”もしくは“いつか”が自分だと恐怖に思って、ああいう仕打ちになるのか?
自分の影響を与えたくなかったのかも…だけど、仕事で10年も海外赴任してる間、絵葉書一枚って酷くない?
友人づてで言葉も貰ってたけど…
過去生に縛られた『人形』だった半生、ハッピーエンドのこの後、今生を2人らしく生きていったと思うと救いがあるのかな☆
でもあの家人達がいるんだよね…微妙だ★
涼子と哲文、石垣さん巴田さんも幸せぽくて良かった♪
これも前作と同じくミステリーより、心理学や輪廻転生が前面に出ている幻想的なお話でした。
リリカルでポエティカル☆
20070529 -
学生の時 夢中になって読んだなつかしい本
崖シリーズの最終話
ようやくめぐり合えた二人を待ち受ける困難にハラハラしてしまいました
人の心の不思議を改めて感じてしまいます
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館シリーズ一の幻想度。熱にうかされたように読み進めてしまえるあたり、さすが佐々木丸美…。愛の銅鑼はちょっと吹き出しそうになったけど、それでもやっぱりだいすき!
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最終巻。
初めて千波さんが出てきましたね。
絶対この3部作は恋愛小説なんだ。あまり堅く読んじゃいけない。 -
館シリーズ完結。
輪廻転生の果てに、ようやくめぐりあう二つの魂。
これほどまでに、人を恋うことができるなんて、素晴らしい。 -
2007年9月1日読了
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“グッドバイ”
千波ちゃん。
なんか凄いよ。
生まれ変わりなんてあるんだね。