館島 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ひ 4-1)

著者 :
  • 東京創元社
3.29
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本棚登録 : 1950
感想 : 214
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488477011

感想・レビュー・書評

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  • 3+
    軽妙過ぎる文体とスベリ気味なユーモアに少々戸惑うも、事件発生辺りから徐々に慣れる。大胆な仕掛けも巧妙な伏線張りのお陰で説得力が有り、読後もすっきり。羊の皮を被った狼。

  • 2011、5月読了

    ここ最近では最も勢いのある作家さんでしょうか?「謎解きはディナーの後で」は本屋大賞受賞、過去の文庫化作品も書店の一番目立つところにコーナー設置して山積みされてます。

    そんな中で初読み作家さんですが、マイミクさんお勧めの入門作品として『舘島』をチョイスしました。


    以下ネタバレあります、ご注意ください!


    ユーモアミステリの旗手!と評されてる通りキャラの会話が楽しいし、笑いの基本をエロネタにおいてるところが個人的に大っ好きです!男子のアホなエロ妄想から始まるスラップスティック満載で、自然にニヤついてしまいます。確かに人前で読んでてニヤけ顔を見られるのは恥ずかしい限りでしょう。

    と、全編に渡って楽しく読めるストーリーですが、ミステリ的に作品の構成はどうなの?という問題も高いレベルでクリアできていると思います。まぁ読んでて全く謎が解けなかったし、作中のヒントもよくよく読めばなるほど~となってるわけで、やられた感も味あわせてくれました。


    著者の他の作品も文庫になってる良作が多いようなので、今年は読み込んでやろう、と思ってます。こういうジャンルの作品に大きな賞を獲ってもらいたいものです。

  • ありえんやろ!ってトリックやった。

  • 天才建築家が自ら造り上げた建造物によって起きた事件。事故か殺人か…。

    ユーモラスではあるが、頭の中が疑問符だらけのまま結末を迎えた。
    烏賊川市シリーズを読んだ後だと、ちょっと拍子抜け感を覚えたものの、からくりを考える頭の体操にはなりそうだ。

     

  • とりあえず、奇想天外。

    烏賊川市シリーズに続き、ありえないトリックが
    詰まってますww

    こりゃありえない・・ってあきれる方もいるかもしれないですが
    お話的にはかなり面白いです。

    ナイスなキャラばかりで充分楽しめます。

  • 展開は大好きです。ミステリーにも恋の駆け引きは大事です。結末は現実離れし過ぎですが、楽しく読めました。

  • やっぱこういう大きな物理トリック好きだなぁ。
    ただ、建造物として本当にありうるのかっていうのがどうしても疑問になってしまう。

  • トリックが!ふーむ。

    瀬戸大橋から景色を見た時
    そんなのあれば面白いのかな。
    どうなんだろう

  • 正直、いまいちガッカリかな。


    と言う事でネタばれしてます。

























    文章とオマケに図解入りで結構最初の方で
    「この建物の造りネジみたいな形?」とか思ってましたから。
    そしたら「ボルトとナット」って・・・

    話の舞台が80年代の岡山と言う事で・・・
    トリックも80年代のミステリー風でしたので、話もさる事ながらトリックも古典だな。と思いました。
    (綾辻行人の館シリーズとか・・・あんなノリ)

    話のコメディ性も今よりもノリが悪いと言うか・・・
    テンポが悪いし、無駄な動きでページ稼いでんのか?な部分もあり・・・でしたね。
    このテンポの悪さがイマイチ面白みに欠ける。

    建物の構造を最初から言っているので、解る人ならすぐにトリックとか気付きそうだし
    私だっても最後に「やっぱりネジかい!」と思ったので
    ただ、殺しの動機。と言うのも・・・まぁコメディならアリかな。と言う程度のもので。

    「なぞ解き~」とかと違い長編だったので、伏線がバレバレと言うのもどないかと
    思う内容でしたね。今回は
    正直、もうチョイ捻って貰いたかったかな~と

  • 東川さんが館モノで本格、と思ったら大間違い。バカミスです。
    トリックは、その性質上かなり早い段階で分かってしまう人も多そう。

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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