シャドウ (創元推理文庫) (創元推理文庫 M み 5-1)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 8791
感想 : 804
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488496012

感想・レビュー・書評

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  • ★3.9
    面白かった。一気読みしました。
    様々に張り巡らされた違和感とその種明かし。
    凰介のその記憶はストーリーに必要だったのか?
    最後の悪人が分かってしまったのが残念。
    二組の親子がそれぞれに今後仲良く幸せになってくれることを願いたい。

  • いろいろな会話や行動の怪しさから自分なりに推理はしながら読んでいたけれど、すべて的外れ。思っていなかった方向にばかり話がいく、それがおもしろかった。ただひとつの家庭がひとりの男のせいで崩壊してしまっていたことがとても悲しかった。
    それにしても頭のいい人たちばっか。

  • 記憶の中のあの映像は一体……?幸せな時の記憶?とゆーことでいいのでしょうか(゚、。)?
    パパが頼りになって良かった。とても疑心暗鬼になったけど、少年にちゃんと伝わって良かったのです(* ´ェ` *)

  • 道尾作品の醍醐味といえば、「そう来たか!」とか、「してヤられた!」みたいな痛快なダマされ感。騙されてしまった悔しさより、オセロで完膚なきまでひっくり返されてしまい、いやはや敵ながら天晴れってな感じで清々しくなってしまうほど、なの、だが、本作は少女への性的暴行を取り扱っていることもあり、ハッピーエンドにも関わらず後味が悪い。
    そもそも、事件の核になる田地先生の描きこみも物足りず、カタルシスを感じることのできないまま精液だけがだらりと流れ出てしまったような感覚で悶々としてやるかたない。
    ただもし、本作が精神障害者処遇制度の不備について一石を投じる意図を持って書かれているのだとしたら、スッキリとしないモヤモヤとした読後感も含めて★ひとつアップでもいいかぁ…
    …と、思いながら解説を読んだら、おまえ誰なんだよな新保博久ってヤツの解説になっていない上から目線の文章を読んでしまい気分はサイアク。
    結果、★の変動は“なし”でお願いします。
    新保、おまえのせいだかんな。

  • ミステリ1000冊読んだ男が選ぶ
    どんでん返し3選!!

    https://youtu.be/SUMi59DBm_I?si=Z6v7k4UwD3cUjRGH

    ほんタメでよびノリたくみさんが紹介していた本

  • 綺麗に騙される。道尾秀介の他の作品よりは、暗さが無く、読後も尾を引かない。文体が読みやすいのでサクッと読める。

  • 向日葵の咲かない夏を読んだ後なので、色々とんでもない結末を予想をしながら読み進めてしまった
    鳳介は実は水城の娘で、エディプスコンプレックスから母親を殺した!みたいな、、、

    影の説明だったり死後の世界の説明だったりがあっさりしていて物足りなかったけど、すっきりと終わるミステリも悪くない

  • 序盤からの不穏な空気がつらかった。
    後半に差し掛かり事実が次々と明らかになるとスッキリ。救いのある話で安心した。

    序盤からのミスリード部分も、読み終えてから見返すと意味が違って見えてくる。よく出来ているなぁ、、、

  • 最後まで精巧に作られた作品でとてもおもしろいと感じた。ドキドキしながら読者を驚かせるような展開もありとても面白かった。基礎となる主人公の職業設定も良かった。

  • 読み進めるにつれて真相が明らかになっていく感じが心地よい。推理小説ではなく様々な出来事に偶然触れることで真相に近づいていく感じも良かった。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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