シャドウ (創元推理文庫) (創元推理文庫 M み 5-1)

著者 : 道尾秀介

• 東京創元社 (2009年8月20日発売)

感想・レビュー・書評

[ライカさんの感想 · 2024年2月27日]

向日葵の咲かない夏、ソロモンの犬、に続き道尾秀介作品3作目。

文章を読んで直感的に浮かぶイメージ、解釈がが必ずしも正しいとは限らない、と言うのは他の過去作で勉強済み。文章だけでなく行間もしっかり想像しながら読み進めていくのはとてもワクワクしました。

足りない言葉で物語るのがとても上手な作家さんだと思います。他の作品も読んでみたいです。

[まちゃねさまさんの感想 · 2024年2月5日]

読んでるとき、私もポーズしてました。L(^^)

[ぺなんぼうさんの感想 · 2023年10月31日]

誰に裏があるのか気になってずっと凰介以外の登場人物を疑いながら読み進める。

おかしいのはこの人じゃなくてあの人？
あれ、どっち？こっち？
あれ、やっぱり違うの！？
あ、なるほどー！！！

と言った感じで忙しく
最後は納得させられ綺麗に終わって
読後感スッキリでした。

[1910677番目の読書家さんの感想 · 2023年8月11日]

ミスリードにまんまと騙され、最後までどこに結末がたどり着くか分からないハラハラさと、最後分かった時の爽快さとお父さんのカッコ良さがとんでもなく気持ちいい作品。相変わらず小学生の頭がよすぎる。
道尾秀介らしさ全開で今まで読んだ本の中でぶっちぎりで好き。

[おまるさんの感想 · 2023年7月7日]

最初は少したるかったけど途中からめちゃくちゃ面白かった
伏線回収がしっかりされてた
凰介くん名探偵コナンみたいだった

[くうふうさんの感想 · 2023年6月27日]

面白かったです。仕掛けもなかなか凝っていて、どんどん読み進めていけました。
ーーーーーー
人は、死んだらどうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、凰介の母は病死した。父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。本格ミステリ大賞受賞作。

[きゃろらいなさんの感想 · 2023年4月10日]

素晴らしい作品でした。ミステリーとしても驚きの連続だったし、人物描写も繊細で、特に子供たちの懸命さに心打たれました。切ない物語ですが、最後は穏やかな気持ちが残りました。潜在記憶とか精神医学は好きなテーマなので、ページを捲る手が止まらず一気読みでした。

[733さんの感想 · 2023年4月6日]

凄かった……まんまと騙された！！！

どんでん返しもそうだけど、伏線回収もちゃんと
されていて、さすが道尾秀介さん！！！

洋一郎、最後まで疑って申し訳ない……。

個人的には、ベビーベットの横での性行為の
話はちょっとなぁ…と正直思ってしまいました。

[しおりさんの感想 · 2023年4月5日]

しっかり騙された。心に残る作品。

[あゆさんの感想 · 2023年3月26日]

面白い！分かったつもりでいたけど、最後まで騙されてた。

著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。