シャドウ (創元推理文庫) (創元推理文庫 M み 5-1)
- 東京創元社 (2009年8月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488496012
感想・レビュー・書評
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ミスリードにまんまと引っかかりました。
母親を亡くした凰介が「父親に守られる存在」から「父親と一緒に乗り越えていく存在」へ逞しく成長していく姿がよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023/02/27読了
ほんためチャンネルでヨビノリさんが紹介してて購入した。
どんでん返し作品として紹介されて身構えた上でどんでん返しを喰らった。
読み終わったあと、風呂で「やばい」と50回くらいつぶやいた。
精神の倒錯にこっちが倒錯する感じ、本筋が最後に全部明らかになる感じ、全部やばかった。
やばい。 -
道尾さんの本は絶対ミスリードされちゃいますよねー。2家族の絡み合いといったら昼ドラ並みのドロドロさ。。。向日葵の咲かない夏からのシャドウだったため、なんといっても主人公たちがほんとに大人!!!!(本当に君たち小学生??)と思うところは多々ありますが、一気読みしてしまいましたね!
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さすがというか、やはりというかしっかり騙されました。
道尾秀介さん独特の世界に、しっかりと引き込まれて一気読み! -
全352頁
①7.5
②8.5
③8.0
④8.0
⑤8.0
⑥9.0
∑49.0
伏線回収が気持ちよすぎる!!
序盤から違和感を感じることの多い作品ですが
最後の盛り上がりとともに綺麗に繋がります
そして、描写が丁寧!
繊細で頭の中で言葉が響きます
緊迫感漂うところでは心臓がバクバクして手に汗を握るほどで息を思わず止めていました(°°;)
盛り上げ方がすごく上手な道尾秀介さんです✍️
本格ミステリ大賞のシャドウ、
普段と違うミステリを読みたい人ぜひ!! -
文体に慣れるまでに時間がかかりました。
小学5年生の少年の幼馴染の母親が自殺し、次いで幼馴染が交通事故に遭い、自分の父親までもが病気になり・・・
何となくあらすじが面白そう、と思い手に取りました。
技巧を凝らした感があり、悪くないのですが、面白かった!と手放しで誉めるほどではありません。
何と言うか、作者の想いみたいなものが何ら感じられない、というか。
優等生が先生に気に入られるように書いた、作文みたいな印象です。 -
読み直したくなるミステリ。非常に技巧的な小説だと感じた。咲枝も恵も、結婚と同時に大学を中退したって、何でや〜もったいないと最後まで引っかかってしまった。
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初道尾さんです。ノンストップでした。気持ちのいい話しではないけど、小学生も登場していたのが新鮮でした。成長していく様子も◎含みに含みまくった思わせぶりが、じれったかったですが、最後全て回収されて、疑ってごめんね!って思いました。他の作品も読んでみます。
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文句なし
ミステリーでいいと思う
ホラーは感動を生むし
何しろ震えた -
初めての作家さんでしたが、ミスリードを誘うのが上手いですね。ちゃんと理解しながら読んでいるつもりなのにいつの間にか間違えていて、騙されている事に気がついて、振り返ってみてもどこにも破綻が無い。凄いですね。
他の作品も読んでみようと思います。