ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) (創元推理文庫 663-2)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488663025

感想・レビュー・書評

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  • ガニメアンが地球人の戦争など、理解出来ない物に歩み寄る姿勢がほんとうに優しくてほんわかする。地球人の闘争心とか探究心とかが誇らしくもなる。読んでて嫌な気分にならないのとっても良い。
    自分は地球人だからガルースとは全く思考回路が違うのだろうけれど、それでも希望のない宇宙に飛び立つって選択を自分なら出来るだろうか……って考えてしまう。親戚の罪を被るために家族を犠牲にするって選択を難しくしたものって考えたら本当に選べるかなあ……。

    遺伝子学には疎いし、酵素についてはド素人で理解が難しすぎた……。進化論がダーウィンの物をベースにしているのだと思う……。少なくとも彼らの言う進化論はそう。だけど、それだと鳥のような空を飛ぶ生物が発生しないわけがないとは思うんだけど。逆に言うと、ミネルヴァの生物の進化の歴史を見て、地球のダーウィンの進化論と同じ内容の物が導き出されるのはありえない気がする。

  • 2021年1月再読

  • 「星を継ぐもの」の続編。前作ほどの衝撃はないものの、前作では語られなかった、現生人類誕生の秘密について、驚くべき事実が明かされる。

  • めちゃくちゃ面白かった…前作で骨で見つかった巨大な宇宙人との遭遇。
    生活環境、進化により性格が決まる、というのが後半とても効いてきてすごい。

  • どんどん複雑になっていく設定を追うのに必死で、全然ゆっくり読ませてくれない本です。
    ストーリー展開にわくわくしていた前作と比べると、ただ唖然と読み進めていく感覚に近かった。
    こういうスケールの大きな話を読んでいると、倫理観とはなんなんだろうと思ってしまう。

  • 前作最後で胸熱展開となった、ルナリアン達の生への執着が、今作では凶暴さや闘争心という形で解像度を上げられたひねりに唸る。なるほど、そうきたか...とはいえ作品全体を包んでいるのは人類への信頼なのだが、素直に受け止めきれない違和感だけ、どうしようもない笑

  • 「星を継ぐもの」ほどの面白さや衝撃はなかったが、続きが気になるじゃん。

  • 前作は月の死体は誰なのか、というわかりやすい謎が最序盤に示されたが、今回それにあたるのは酵素。なんとなくだがその由来も想像できるし、オチまで引っ張っていくにはツカミが弱いと言わざるを得ない。
    今回謎解き要素より面白く感じたのはガニメアンの成り立ち。体質や性格が二重三重に裏打ちされた設定で示され、説得力がものすごい。
    スーパーテクノロジーや宇宙人が出てくる古い作品は今読むとと陳腐に見えがちだが、それもない。次作も楽しみ。

  • 全体としては争い等は無く、終始落ち着いた流れ。タイトル通りの優しい巨人でした。戦争、武器、戦うの言葉すら知らない。。。ゾラックの言葉が胸に刺さりました。。。

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