- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488683047
作品紹介・あらすじ
「かわいそうな少女を生かしてやれる可能性はただひとつ、殻人プログラムに入れてやることです」7歳のおしゃまな女の子を襲った病は、容赦なく彼女を全身運動麻痺にまで追いこんだ。原因不明のためひとり病室に隔離され、涙する毎日。だけど…いつの日か自力で原因をつきとめようと決心した少女はついに宇宙船に生まれ変わった。名作『歌う船』に続く長篇シリーズ、登場。
感想・レビュー・書評
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良くも悪くも女性向けのロマンス物
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<歌う船>シリーズ。『ヴァルデマール年代記』のラッキーとの共著
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旅立つ船 (創元SF文庫―「歌う船」シリーズ)
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いやー、面白かった!
二人の持つ良い部分が、とても高いレベルで組み合わされた感じ。
と言ってもマキャフリーの作品は、実はそれほど読んでいないのだけど。
でも、なんとなくそう感じた。
メインの二人がとにかく魅力的。
悲劇のヒロインなのに、中盤以降、その境遇を意識させない、主人公ヒュパティア。
健気なだけではなく、持ち前の気丈さとユーモア、そして卓越した知性が、その境遇を覆い隠す。
パートナであるアレックスとのやり取りが、軽快で気持ち良い。
だからこそ、ラストシーンが一層輝いて見える。
極上のSFエンタテインメント小説。
「エンタテインメント」を構成する、全ての要素が詰まってると言っても過言じゃない気がする。 -
「竜騎士」につづきマキャフリーを読んでみたくて。
歌う船と同様の可愛らしい恋愛小説。
決してかわいそうなだけではない可愛らしい主人公の奮闘、というよりは茶目っ気と知略が光る一作。
導入部で、主人公と船が語り合ったいるところから胸が踊る。 -
人間が宇宙船になるっていう発想は、ここから誕生したのか!と。
茅田砂胡のスカーレットウィザードシリーズに登場するダイアナの原型をみた気がする。
よりSFちっくに恋愛要素をいれた作品。思ったより読みやすかったー!これが第二作とな。他のも読んでみたい。 -
歌う船の続編があると知り図書館で借りてみました。やっぱり一作目の方がインパクトが強かったな。でも違う主人公で良かったです。
彼女がいかにシェルパーソンになったかと言う辺りは面白かったし、外宇宙で命を落とす一番大きな原因が未知の病原体だと言う辺りも面白かったです。が。なんか色々詰め込み過ぎていて彼女が船になった後は話の筋を追うのが難しかった気がします。病原を特定するのか、考古学の話なのか、それとも恋愛話なのか、と。大体最後のアレで問題解決なのかなあ?と疑問に思ったり。ヘルヴァの独立した感じが好きだったのでティアは可愛いけれどもそれほど好みではなかったかな、と思いました。 -
再読ー。
ティアがかわいいので良しです。そういう作品です。SFの皮を被った恋愛物ですそれでいいのですティアかわいい。 -
夢をあきらめないで生きることって素敵なこと。
ただその一言に尽きます。