要点解説 90分でわかる! ビジネスマンのための「世界の宗教」超入門

著者 :
制作 : 井上 順孝 
  • 東洋経済新報社
3.08
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本棚登録 : 161
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492223321

作品紹介・あらすじ

企業のグローバル化が進んだ現在、文化や習慣の原点となっている宗教がわからなければ、けっして仕事はうまくいかない。本書は、いまやビジネスの必修知識となった宗教について、短時間で必要な知識を得るためにコンパクトにまとまった最適な入門書。

グローバル化がますます進むこれからの時代には、その国の宗教に関する基本的な常識を知ることによって、宗教に起因するトラブルを招かないように心がけることが必要になります。(中略)宗教の中には比較的最近生まれたものもありますが、世界宗教と呼ばれるものはどれも千年以上、あるいは二千年以上の歴史があります。それぞれの国に定着してから数百年以上経過している宗教の場合には、社会制度や文化、生活習慣と深く結び付いているのが普通です。日本人がごく当たり前のように初詣をしたり墓参りをしたりするように、神に祈ったり、教会に集まったりすることは特別な行動ではありません。宗教にどう関わるかは国ごと、社会ごと、あるいは民族ごとに異なりますが、それぞれの人々にとってはそれがごく自然な行為なのです。まずこの点に気付くことが、世界の宗教文化を理解する上での出発点になります。(本文より)

感想・レビュー・書評

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  • 世界の様々な宗教がコンパクトにまとめられており、非常に有用。

  • ホントに基礎中の基礎の整理。それでも慣れないので90分では読めない。。

  • 世界的な宗教の分布と流れを知る事ができた。

    日本人は、歴史的な背景からごちゃ混ぜ宗教だと思う。
    人それぞれ色んな考え方や信じ方があってもいいなと感じた。

    色んな宗教の生活様式は、私には難しいと思ってしまうモノでも、それを信仰する人々にとっては生活に根付いた大切な事だと言う事も知れた。

    互いの宗教を理解して尊重する事が大切だなと感じました。

  • 95
    ・キリスト教では隣人愛が歌われ、自分の身の回りの人と協力し合う精神がある。
    ・イスラム教ではコーランで貧しい人への金銭的支援をすることを決められている。
    ・ユダヤ教では、人間は悪へと向かう存在であるという人間感から、本や教育から鍛えられる知性をとても重要視している。

  • 世界の主な宗教の成り立ち、基本的な教え、文化、風習、タブーなどをまとめた世界の宗教の入門書です。
    タイトルに90分でわかるとありますが、宗教と世界史の基礎知識がないと、90分では読めません。
    ビジネスに役立つことを目的にして客観的にまとめられているところが良いと思います。

    知っておくべき宗教知識、タブーの事例

    ウロコのない魚は食べてはいけない【ユダヤ教】
    安息日に仕事をしてはいけない【ユダヤ教】
    偶像を崇拝してはいけない【ユダヤ教、イスラム教】
    金曜日にはモスクで集団礼拝を行う【イスラム教】
    修道士、修道女は結婚できない【カトリック】
    僧侶に食事を布施すると功徳が得られる【上座仏教】
    牛は聖なる動物なので牛肉は食べない【ヒンドゥー教】
    礼拝の前には、作法に従って水で身体を清めなければなりません【イスラム教】

    なお、イスラム教徒の使うトイレには必ず水が用意されていますが、それは排泄をした後、排泄した部分を水で洗い流すためです。そうしなければ、礼拝にふさわしい、汚れのない状態になりません。日本のシャワートイレは重宝がられます

  • 世界の主要な宗教についてその成り立ち、分布、基本的な教義などが紹介されている
    非常に網羅的で入門としての知識の学習に有用だが
    記述は若干箇条書き的な面が多く生真面目な感はある

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00527070

  • カトリックとプロテスタント、ユダヤ教、イスラムが少し分かった。

  • 仕事や旅行で、外国に行く機会が続いています。
    現地を歩いて、現地の人と話をすると、その土地、その国の歴史と地理、そして宗教について、「もっと学んでおくべきだなあ」と、感じることが多々あります。
    そんな反省をしていたところ、宗教についての基本的な知識が学べそうな本があると知って、読んでみることにしました。

    まず最初に「なぜ宗教について学ぶべきなのか」について説明されています。
    そして日本の宗教を皮切りに、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といった世界宗教、さらにはインドの宗教、南・東南アジアの宗教、東アジアの宗教について、それぞれの特徴が完結に説明されています。

    題名に「ビジネスマンのための」とあるように、日本人が主に商用で海外を訪れた際に、現地の宗教的な背景を踏まえてどのような点に注意すべきか、具体的なアドバイスが集められています。

    全体を通して感じたのは、日本人は宗教的な戒律がほとんどない生活を送っているということ、そのことを意識して、外国で行動しなければいけない、ということ。
    特に食べ物については、各国、宗教ごとに、多くのルールがあるのだなあということを、再認識しました。

    そして外国で行動するにあたって、相手に不快な思いをさせてしまうことがあるということも、意識しておかなければならないなと感じました。

    外国を訪れる前に、もう一度さらっと読み返す。
    そんな使い方ができそうな一冊でした。
     
    『世界経済の大潮流』水野和夫
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4778313119
     
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著者プロフィール

國學院大學・神道文化学部教授。宗教社会学、現代宗教論、宗教文化教育研究。著書に『教派神道の形成』『新宗
教の解読』『若者と現代宗教』『図解雑学 宗教』『宗教社会学のすすめ』『神道入門』『宗教社会学がよ~くわか
る本』『本当にわかる宗教学』、編著に『現代日本の宗教社会学』『世界の宗教101物語』『ワードマップ 神
道』『図解雑学 神道』『現代宗教事典』『近代日本の宗教家101』ほか。

「2011年 『グローバル化するアジア系宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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