- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532171131
作品紹介・あらすじ
「あなたの絵には真心がある」。養父母の非業の死により故郷を追われ、戦のただなかへ。激動の戦国の世と法華の教えが、画境を高みに誘う。長谷川「等伯」の誕生を骨太に描く傑作長篇。
感想・レビュー・書評
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こんな分厚い上下本、読めるかなと心配だったが、なんのことはない一気に読み通した。とても面白い。当時の歴史と美術を少し知っておくとより楽しめる。
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2022.12.06
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戦国時代の絵師の話。最近読んだ『黒牢城』『塞王の楯』と時代、舞台が重なるところが多く、また絵師ということで『星落ちて、なお』とも通じるところがあり興味深かった。
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下巻にまとめて
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上下一括感想。激動の戦国末期で、時代に飜弄されながら絵師の道を進む等伯の激しい生き様が、生み出された作品と一体となって、読み応え充分。友達にはしたくないタイプだが、読後に彼の絵が見たくなる。
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長谷川等伯。能登の大名畠山氏に仕える奥村氏の末っ子として生まれ、11歳の時に染物屋の長谷川家に養子として出される。養家が熱心な日蓮宗信者のため、法華関係の仏画や肖像画などを描き始める。
上洛した等伯は、信長による日蓮宗弾圧下、近衛前久や前田玄以との交流を重ね、激動する時代に翻弄されながらも、絵画の技法を学び、道を極めていく。
上巻では、信長亡き後、新しい時代へと動いていく。 -
長谷川等伯の生涯
面白そうだったが、今回は (上)の途中で 中断です。
2015/05/10 予約 5/19 借りる。5/22 読み始める。 7/14 途中で返却。
内容と著者は
内容 :
養父母の非業の死により、故郷・能登を追われ上洛し、戦の只中へ。
物事の本質を求める絵師の性と荒ぶる武家の血が苦難の道を歩ませることに…。
長谷川等伯の生涯を骨太に描く。
『日本経済新聞』連載に加筆修正して単行本化。
直木賞 148(2012下半期)
著者 : 安部龍太郎
1955年福岡県生まれ。久留米高専卒。90年に「血の日本史」でデビュー。
2005年「天馬、翔ける」で中山義秀文学賞を受賞。ほかの著書に「レオン氏郷」など。