- Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
感想・レビュー・書評
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ルメルト先生の最新作『戦略の要諦』を読んだ後に本書も目を通した。
が、こちらもやはり内容が薄かった。
巷ではやたら評価が高いが、なぜだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
駄目戦略を茶化すような感じを期待してたが、すごく真面目に書いてある。真面目な人なんだろう。
頭の中のバーチャル賢人会議でスティーブ・ジョブズを呼び出して批評してもらうエピソードはつい笑ってしまった。もし自分がやるならリトルホンダに来てもらってアイデアを称賛してもらう。 -
企業の戦略だけではなく戦争、宇宙、家庭など様々な戦略を説明していてまるで自身もMBAの授業を受けているような感覚になれた。1.2章は企業の紹介が多いので時間がない人は3章だけ読んでも身になると思う。改めて戦略って難しいよね…
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▼戦略の基本構造
①分析②基本方針の決定③行動で構成されており、分析無くして正しい基本方針は作れず、基本方針が無ければ、判断軸がブレて一貫性を失い、行動まで落ちてない場合は、結局何をすれば良いかわからないので良い戦略とは言えない。
※戦略は意思決定ではなく設計
▼戦略を遂行する為には
遠い目標だけではなく、近い目標も設定する事でチームが動きやすい状態を作る。
▼価値を創造するには
・競争優位を深める
・競争優位を広げる
・競争優位の需要を創る
※これが前提に戦略に組み込まれてると良い
▼戦略の思考について
・基本構造ができてるか立ち返る
・最初の案を破壊して別の道も考える
・戦略とは半期や年間で予算と一緒に作業のようにつくるのではなく、自社や市場の変化、スピード変化によって都度タイミングでつくるものである。 -
再読。改めて、学びの多い良書だと感じた。決して面白くはない事例がちょっと多く、読むのに時間を要するため、今回は適度に飛ばしたが、戦略というものの原則は十分に理解できる。やはり選択と集中に限るよなと痛感しながら、会社で連発される施策をどうにかせねばと考えてしまう。辞めるという提案=ネガティブな姿勢と捉えられかねない場合に、どう理解させるかは、また別の戦略が必要だったりするのかもしれない。
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良い戦略と悪い戦略の違いが書いてある。
確かに! -
戦略目標は具体的で明確である方が良い。
良い戦略とは、最も効果の上がるところに持てる力を集中投下することに尽きる。 -
本書題名だけ見ると「うん???」という感じで、しかも本の表紙が毒々しい赤色だったので、正直購入を少しためらいました。最近はやりの中身がない怪しい本かな?と思ったのですが、少し立ち読みして引き込まれたので購入しました。
結論から言うと、とても感銘を受けました。マイケル・ポーター的な切れ味抜群、という感じではないのですが、自身の経験をベースに具体的な企業名、人名をあげながら、戦略の良し悪しを議論している点が、とても生々しく泥臭い感じがしてよかったです。場面が想像できて、ストーリーとして頭の中に長期間残っていそうな感じです。
著者が外部コンサルタントとして、クライアント企業(実名が登場)から戦略について相談を受けるシーンが多数あるのですが、クライアント企業社長の「勝つまでやるのが戦略だ」というような精神論発言を見ると、こちらも苦笑してしまいます。アメリカでもこういう会社があるのだなとほっとしました。
本書は多くのビジネスマン(特に上級幹部)にとってハッとさせられる指摘が多く含まれていると思います。またルメルト氏独特の世界観ではあるものの、良いストラテジストの条件などはマイケル・ポーターの指摘(別書)とも共通点が多く、違和感なく読めますし新たな気づきも多々あると感じました。おすすめです。 -
現代の「孫子」。企業戦略について学びたいなら、この本だと思う。他の戦略本は全て捨てて、これを読むべき。
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悪い戦略の例。いい戦略は梃子の原理が働く。レバレッジが効く。戦略づくりのためには、まず診断、次に基本方針の策定、そして最後に行動。診断をせずに方針を決めたり、行動をするのは、医者が問診やX線検査をせずに手術をするようなものだ。