- Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
感想・レビュー・書評
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戦略とは、目標に達するためのプランであり、そこには何をするかのみでなく、何をしないのかを決める必要がある。てんこ盛りの製品ラインナップを戦略との賜るどこかの企画屋さんに読んでほしい本。素晴らしい内容で感心したが、その一方で、実施、実行の難しさへの配慮の足りなさを感じた。ので、5つ★はあげられません。
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目標設定やビジョンと混同していないか/不明瞭になっていないか/革新的なアイデアを盛り込んでいないか/重大な問題を無視していないか/間違った戦略目標を掲げていないか/実行可能か
良い戦略の3要素(診断/基本方針/行動)
鎖構造→ボトルネックから順番に取り組む -
前半は戦略の立て方の一般論を示し、さまざまな分野で応用が可能な道筋を示す。翻って後半は事例の紹介に終始し、他分野においても学ぶべき教訓を導き出すことができない。まあ自分は企業経営に活かそうと思って本書を読んでいるわけではなく、そのようなスタンスで本書を読む読者は多いとは思えないので、自分の評価は一般的とはいえないだろう。企業経営という視点から読めば、後半の無軌道にも見える事例の羅列にも、意味を見出せるのだと思う。
とはいえ、前半の戦略論一般の部分は素晴らしいし、後半にも他分野で使える考え方がないわけではない。例えば慣性とエントロピーの理論は、長く同じ状態でいるとなんとなく腐って行くという組織一般の構造を的確に指し示すものである。
ビジネスマンは是非読んだらいいと思う。自分よりも豊かな水脈を発見するだろう。 -
良い戦略の基本構造カーネルは、診断→方針→行動から成り立つ。一見当たり前のように思ったが、悪い戦略の事例をみるとカーネルをしっかり構築して進める事がとても難しいものなのだと痛感した。
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読了日:2017/12/25
・戦略は厳しい改革が必要な時に立てるものであり、業績が安定しているときは戦略を立てる必要がないというのはためになった
・良い戦略に則って行動できれば成功するわけではないといえるように感じた
・むしろ悪い戦略に陥っていないか診断するためには役立つと思う
・とても読みやすい -
戦略を行動に。
事例が多いが、戦略視点で見るとビジネスより。
目新しさがなかった。
当時は少ない戦略論の話だったからかもしれない。 -
戦略の要諦をシンプルに3つ(診断、基本方針、行動)としていますが、企業だけでなく軍事や政治外交面の豊富な"戦略"に関する事例を織り込んで、3つの要素を補足する源泉の説明や、思考方法まで解説されており、内容が濃いです。