- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534047571
感想・レビュー・書評
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事業計画、資本政策など一通りのことがとても分かりやすく書いある専門的な分野の本。個人的に事業計画への取り組み周辺はとても参考になった。
起業家として事業に惚れ込んで、事業を推し進める思いやスキルとは別に、会社を大きくするために、いづれかのタイミングで優秀なCFOがいなくてならないと思わざるを得なかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2011/2/8読了
基本の復習になった -
人気Blog「isologue」の磯崎哲也さんが書いた、ベンチャー経営におけるファイナンス指南書です。ベンチャーとはなんぞやという定義付けから、事業計画や資本政策、企業価値や投資家との付き合い方に至るまで、軽妙な書き方で分かりやすく説明されています。
個人的には前職でIPOも経験しており、ファイナンスについても聞きかじった程度の知識はあるつもりでした。でも、体系的に理解していたとは言い難く、またそのような資料や本もなかったということもあり、漠然とファイナンスは難しいものだと敬遠していた感がありました。
でも起業してから2年が経ち、漠然と次の段階に入るような雰囲気になってきたときに、がむしゃらにやってきたけれども果たして財務的にはこんなんでよかったのか?と思ってしまうことも多々あります。実際に、この本を読んでいても「ああ、こうすればよかったんだ。」と、目から鱗が落ちるような内容が多く含まれています。
たとえばエンジェル投資家は、起業家にとっては喉から手が出るほど有難い存在ですが、株式分配のスキームを間違えると非常に厄介なリスク要因になり得ます。創業時において、起業家よりもエンジェル投資家の方が出資金が多かったというようなケースになると、増資や株式買い戻しの際に時価評価額で揉める場合があるのです。
このような、中長期的な視点でベンチャー経営のリスクになり得るファイナンス上の課題を1つ1つ説明してもらうことで、起業家としても事業を拡大していく武器としてファイナンスを活用していくべきだと考えられるようになりました。これまでは自己資金や公的融資の範囲内で、、と思っていた私も、いろいろと資本政策を試してみたいと思います。
そして何より、この本全体に溢れている起業家へのリスペクトとベンチャー起業に対する愛情が伝わってきて、そっと背中を押されたような気持ちになりました。日本は起業家に冷たい国では決してなく、むしろイケてる起業家がもっと出てくることによって閉塞した社会を打ち破るイノベーションがたくさん生まれるんだ、そんな確信を得た年の瀬でした。 -
バイブルにするつもり
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ベンチャー企業のファイナンス面で気をつけるべき事が、初学者にも分かりやすく書いてある良書。
個人的には種類株式のところを読みたくて買ったんですが、しっかり通読させて頂きました。
オススメの1冊。 -
個人的には投資を必要としない形を模索しているので、参考になりそうなとこだけ摘み読み。業務計画書の書き方とかその辺りとか。これ以外の内容が参考になる日がくるように頑張りたいもんだー。
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本書は、多くのベンチャー企業へ関わり経験豊富な公認会計士で著者が、成長を目指すベンチャー企業の資本政策、資金調達、ストックオプション、その前提として事業計画の作成、投資家との付き合い方等について記しています。知識がない方を前提に、専門書のような堅苦しさは全くなく、易しく、読み物のような感じで非常に分かりやすい内容となっています。
成長戦略としてVCからの資金調達やIPOを視野に入れているイケてるベンチャー企業(注)の起業家・経営者の方は読んで損はないかと思います。
(注)本書では、優秀でやる気があって成功の可能性が高そうなベンチャー企業のことを「イケてる」と表現されています。(本書P20より)
本書でのファイナンスは「エクイティ」(株式)が中心で「デット」(借入)ではありませんので念のためご注意下さい。
本書では、Start-Up、未上場のベンチャーのファイナンス論だけでなく、多くのベンチャー企業と関わった著者だからこそのベンチャーとはどうあるべきかを熱く説いています。
本書を読んで、起業とは、ベンチャーとは、はたまた国の政策はどうあるべきか、感銘を受ける方も多いのではないでしょうか。
ブログでの紹介記事:
http://money-learn.seesaa.net/article/178108611.html -
ベンチャー経営に関わるファイナンスについての教科書。ファイナンスという専門的な分野に関わらず、非常にわかりやすく書かれます。
調達方法、株価決定、新株予約権の付与など、株式公開前の会社であれば留意すべきことが網羅されていて安心の一冊です。
ベンチャー経営者のみならず、ベンチャーで働く人など、関係者は是非読んで欲しい一冊です。 -
ファイナンスは知ってるか知ってないかの違いが大きいので、知り過ぎる必要はないと思いますが、ここに書いてることぐらいは、商売を始める人は知っておいた方が良いと、商売を始めてから知りました
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ベンチャー起業のファイナンスの基礎を初心者に分かりやすく書いた本。初心者にお勧め。取っ付きやすい。ある程度知識のある人には物足りなく感じるかも。