- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534049261
感想・レビュー・書評
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「日々感じるストレスをため込まないよう、ストレスとの上手な付き合い方を学ぶ本」。(プロローグより)
ストレスをなくすことは不可能なので、気持ちを抑えこむのではなく整える方法を知ることが有効だと著者は主張する。
例えば:ストレス要因を避ける。自分の心の状態を変えてみる。事実と感情を切り離して考え、事実を事実として受け止める。
他にも実際的なテクニックが数多く紹介されている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容は浅かった。ストレスと上手につきあう方法、いやなことは心のシュレッダーにかける、深呼吸する、寝る前に嫌なことは考えない等。
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自分はストレスをためやすい性格だと前々から自覚があったため、どうにかしたいと思っていたところ図書館にて偶然本書を発見。期待を込めて一読してみた。
本書では「ストレスを感じない人間になろうとするのではなく、自分が直面するストレスと上手につき合う技術を身につけることが肝心」とし、そのためには
・ストレスの正体を知り、
・気持ちの整え方を知って、
・自分の成長につなげる
のが肝要と説いている。
具体的には、「ストレスを軽減させる三つのコツ」として「よける・ひねる・受けとめる」を挙げ、
・よける……ストレスを感じるくらいなら、その要因を避ける
・ひねる……「(ストレスの元となっている)抵抗・反応」の形を少しだけ変えてみる
・受けとめる……起こっている事実を、主観的な意味付けをせずに純粋な事実として受けとめる
と紹介。それぞれの方法について解説している。
また、「ストレスを感じにくくなる生活習慣」についても触れ、
・朝日を浴びる
・朝は時間に追われないよう、余裕をもって1日のスタートを切る
・簡単なリズム運動を無理なく生活に取り入れる
・「人との距離感」を整理する
・問題に直面した時は「真剣に取り組む」。「深刻に悩まない」ようにする
などといったことが重要だと述べている。
これらは他の健康本などでも述べられていることと共通する点もあり、興味深かった。
本書はストレスを軽減するための具体例で溢れている。ここにはとても書ききれない。
個人的には、「ストレスを客観視する」というのが最も手軽で最も効果のあるストレス軽減法だと感じた。
ビジネスパーソン向けに書かれてはいるものの、それ以外の立場の人にも充分有用な内容であると思われる。 -
ストレスとうまく付き合う方法が、わかりやすく記載してある。
筆者自身がバリバリの営業マンで、燃え尽き症候群になった経験から、NLPというメソッドに出会い、ストレスと付き合っていく方法を身に着ける。
バリバリの営業マンといっても、無理やりポジティブシンキングをしていると、ストレスにやられてしまう。というところが新鮮だった。
私と違って、ポジティブ思考の人は、あっけらかんとストレスに強いイメージがあったので。
また、記載してあるストレスと付き合うためのヒントは簡単にできるもので、やってみようと思わせられます。
・どんな些細なことでも「できていることを拾いあげる」と意識がどんどん客観的になってくる。発展して「他人のよいところを拾う」
・辛い記憶は「三メートル先の古いテレビで再現する」
・答えのない問題は「イメージシュレッダー」にかける。
・不安でイライラしているとこは、「とにかく紙になんでも書いてしまう」→自分ではどうにもならないものは捨てる。
・心の中で「安全地帯」と「危険地帯」を行ったり来たりする。
・「嫌だ!」と思っていることは「向いていない」のではなく、ただ「慣れていない」だけかも。 -
とんでもなくお世話になりました。
この本は今ストレスに悩んでいる方はもちろん、普段ストレスを気にしていない方にも、是非一読して頂きたい本です。
常々私はストレスを受けてしまいがちで、物事について極端に白黒ハッキリさせてしまっていました。
そこら中にあるストレス要因との向き合い方をこの本で知ることが出来たため、今は少し気持ちを楽に、他者と接することが出来るようになりました。
自分を変化させることは、自分にとって素晴らしい成長となるということを学びました。 -
文章や例えがわかりやすい。
でも「いや、だからそれは実際どうやってするかがわからないんだけどな」という気分に何回もさせられた。
あと、余りに辛い状況や話に対しては逆効果になる話も多かった。
普段のメンタルヘルスを良好に保つ秘訣、くらいの意味合いなら良書。 -
平易な文章で書いてあるが、書いてあることを実行するのは難しそうに感じた。
認知療法と呼ばれているものと同じようなものかなかと思う。