夏の夜の夢 (白水Uブックス (12))

  • 白水社
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560070123

感想・レビュー・書評

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  • 「ファウスト」を読んで以来、シェークスピアの中でも読みたかった作品のひとつ。
    パックの最後の台詞はいい。
    midsummerは真夏のことだとばかり思っていた。
    イングランドは真夏がもっとも過ごしやすいと
    聞いていたので。
    観劇に際し再読。改めて読みなおしてみて「テンペスト」と似ていると思った。
    形式的には二点、まず、宮廷における仮面劇である点。
    次に、基本的にシェークスピアの独創である点。
    そして、実質的には、気になるフレーズが幾つかあった点。
    一つ目が、ラストのパックの台詞。作品自体が夢であることを示唆している(そもそも夏の夜の夢だし)
    もう一つが、四幕二場の「この夢を解釈しようなんてものはばかだ」。
    そしてこれと対比したいのが、テンペストにおける「だが、大地に礎を持たぬ今の幻の世界と同様に〜仕上げをするのは眠りなのだ」
    の句とそれに関するD・G・ジェイムズの考察。

  • 私の初めてのシェークスピア。どたばたの挙句のハッピーエンドは子ども心にもメデタイ気分になりました。妖精王オベロンを素敵だなと思ったり。映画版のオベロン王(ルパート・エベレット)もよかったです。

  • 高校生。
    高校の図書館。

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著者プロフィール

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われている。また彼ののこした膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上での貴重な言語学的資料ともなっている。
出生地はストラトフォード・アポン・エイヴォンで、1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年ごろに引退するまでの約20年間に、四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残した。「ヴィーナスとアドーニス」のような物語詩もあり、特に「ソネット集」は今日でも最高の詩編の一つと見なされている。

「2016年 『マクベス MACBETH』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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