- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562046966
感想・レビュー・書評
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貴志祐介「黒い家」、湊かなえ「告白」。貫井徳郎「愚行録」その他、既存の作品を継ぎ接ぎしたような感じ。そんな既視感を持ちながらも、最後まで読ませる力量はあると思う。
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突然の病死、事故、相次ぐ家族の死の中で唯一生き残った次女が“私の家は鬼畜の家でした”と語る。元警察官の探偵が聞き込んだ関係者の証言から衝撃の真実が浮かび上がってくる。物語は探偵が聞き込みをした複数の証言と探偵と少女が児童公園で会うシーンで構成されている。読み進めるうちに最初に想像していた展開からがらりと変わってくる。え!そうだったの!と私は予想外の結末だった。名前の通りドロドロとした話で、もちろん幸せな話ではないが、展開が早く、夢中になって読んだ。他の皆さんも引合いに出していらっしゃいましたが、私は告白よりこちらの方が好きです。
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2011/05/21読了
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ばらのまち福山ミステリー大賞受賞作。関係者が語る形式で進んでいく部分がほとんど。どちらかといえば地味な印象なのだけれど、少しずつ明らかになる事件の全貌と真相にはぞくぞくさせられます。「鬼畜の家」という表現からして、恐ろしげなものを感じますし。
とかくどろどろで、真相にはなんとなく見当がつくものの。ストーリーにはぐっと引きつけられました。たしかに要素要素はありがちなものかもしれないけれど。その分、奇をてらいすぎずに安心して読める一作かも。 -
こちらはデビュー作なんですね。この作者はインタビュー形式とか供述調書の書簡のやり取りとかといった構成が多いですが、こちらもそうです。
タイトル通りなかなかの鬼畜っぷりです。。。 -
なかなか怖い本。
思ったよりグロさはないけれど、心理的にぞわっとさせられる。
インタビュー形式ですすんでいくので、理解しやすかった。
そっかー、そうなるのかーとすっかり騙された! -
記録
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引き込まれて一気に読みました。
深木章子氏初読みでしたが、
他のものも読んでみたいと思います。