人間になりたがった猫 (児童図書館・文学の部屋 ロイド・アリグザンダー・ユーモア作品)

  • 評論社
3.66
  • (6)
  • (13)
  • (14)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 132
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566011113

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 4.5
    2023.05.08

  • 劇団四季のミュージカルの原作。
    ミュージカルと少し違うところがあったけど、すごく面白かったです。
    ちなみに来年、全国で上演されるのでお近くに住む方はぜひ。

  • 児童文学として、とっても楽しい作品でした。
    海外の作品にはじめて触れる読者にもぴったりなのでは。
    また、猫好きとしても妄想膨らみ、たまらぬ物語。それはそれは楽しく読ませていただきました。

    猫たちに人間の言葉を使えるようにしたら、そりゃあいろいろ捗りますよねぇ、ステファヌ大学士。
    いいなぁ、もし、うちの嵐ちゃんが人間になったら…ちょっと優男な男盛りのアラサーイケメンになっちゃうんだろうねぇ。。ニノが1番イケめてた頃のお年頃よぉ。。

  • 昔観たミュージカル、この話だったのかなあ?なんで猫、気楽な生活捨てて人になりたくなったの?魔法使いが人嫌いになってるのに。

  • ロイド・アレギザンダーが「プリディン物語」のあとに書いたファンタジーの小品。劇団四季がミュージカルとして上演し続けている作品でもある。

    大魔法使いステファヌスの飼い猫ライオネルは人間の言葉をしゃべれるようにしてもらった上に、人間になりたいと懇願する。怒った魔法使いはライオネルを人間の若者に変え、自分がかつて住んでいた町ブライトフォードへ送り出す。そこでライオネルは思いもよらない人間の醜さ、恐ろしさを知ると同時に、愛や友情、信頼などに目覚めていく。

    最終的にライオネルがとった決断とは?
    ライオネルの視点は時に哲学的ですらある。旅籠の若い女主人ジリアンも魅力的。

  • 子供の学芸会の題目がこの話だったので読んでみました。

    子供の台本を読んでもなんだかよくわからないことが
    あったので、どうせなら元本を読んでみようと。

    児童書なので手軽に読めました。
    登場人物もわかりやすく。ライオネルという猫が
    魔法使いの飼い猫という設定。そんな彼が魔法で人間に
    なる。
    魔法使いことステファヌス大学士は人間が愚かだから
    嫌っている。自分も人間なのにね。
    猫のほうがまだましとか(苦笑)

    ところどころ、哲学的な話が出てくるので、ハッとさせられる。ライオネルが猫は二度と同じしくじりはしないと
    いうのに対し
    トリバーという登場人物は
    「俺だって間違ったことをしたのなら後悔したかもしれん。
    しかし、正しいことをしたのだから、決して後悔などせんね」と

    ステファヌスがライオネルの気持ちなど聞く必要はないとジリアンに告げ、ジリアンが気持ちをぶつける
    「それは、あなたがなんでも意のままにできる力を持っていらっしゃるからですか?一人の人間の願いなどなんのねうちもないのですか?」
    このあと、ステファヌスが言い返せなくなってた。

    登場人物がいいことや悪いところがあったり、悪いことした相手とも最後はうまくやって、ハッピーエンドで
    終われたので読後感は良かったです。

  • 「人間は不幸な生き物」と思っている飼い主の魔法使い大学士によって人間にしてもらったライオネルは段々と猫の特性をなくし人間らしくなっていく。人を好きになり涙を流す、元猫ライオネルの言動が可愛らしい。最後大学士の台詞「おぬしら不幸な生きものに、果たして希望があるかどうか知らぬが、それは、自分たちの力で見つけねばならぬもの」「ほんとうの人間になったのは、お前の力」に、明るい未来を予感させるものを感じる。子供に読ませたいです。

  • おもしろかった
    人間性に汚染されると言う着想は、
    面白いなと思った

  • 跳躍力で街の門番を唖然とさせたり,ねずみを追い出すのが得意だったり,人ではない視点や能力を随所に発揮して楽しい。女の子と恋に落ちたりとほほえましい反面,人間への風刺が効いていておもしろい。

  • わりと繰り返し読んだ記憶のある本。
    話との出会いは確かどこかの舞台を見て。
    手持ちでは結構年季の入ってるであろう一冊です。

全13件中 1 - 10件を表示

ロイド・アリグザンダーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×