- Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569569659
作品紹介・あらすじ
九州の雄であり、文禄慶長の役でも活躍した島津義弘。関ケ原合戦で、家康本陣の前を敵中突破するという勇猛さを見せた武将の生涯。
感想・レビュー・書評
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関が原の戦いを中心として、途中に過去の回想が入るのだが、あまりにも頻繁なため、話がわかりづらくなっている。
また、石田三成や徳川家康を小物として描き過ぎて、かえって、「小物に振り回される義弘」として、主人公の立場がない。
あと、吉川元春、元長が戦死したことになっているが、小説とはいえ創作が過ぎるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前、あるテレビで大河ドラマにする歴史上の人物として名前が挙がったことで興味を持ち、読み始めました。
関ヶ原の戦いで敗北となったからには、いかに敵から離れて逃げるのかを考えるところですが、それを敵中突破するなどという考えもつかない方法で領地まで戻るという、まさに「戦いの鬼」の名にふさわしい豪勇です。
しかも、家臣からの信頼も厚く、敵中突破するために、影武者が次々と名乗り上げるようなこともありました。
ぜひ、大河ドラマ化になることを待ち望んでいます。 -
秋雨けぶる関ヶ原に、すでに西軍の姿はなかった。 ただ一軍、笹尾山麓に島津の部隊だけが超然と居座っている。 「見てのとおり。 関ヶ原にはためくは東軍諸隊の旗じるしのみ。 これより兵を束ね、東軍総帥の本陣へと突き進んで、家康めに薩摩武士の底力を見せもす!」義弘は最後の決意を告げた。 ―秀吉に服し、朝鮮出兵で活躍。 関ヶ原で敗れるも、勇将としての生涯を全うした男の生き様。
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関ヶ原の合戦で西軍方に付いた島津義弘の話。
西軍に付く経緯、布陣、合戦と物語を進めつつ、生い立ちや血統と言った背景を間に挟むので時代がころころと変わって少し読み辛かったです。
でも薩摩隼人の豪胆さや気骨がしっかりと味わえました。 -
徳川家康が化け物じみていて、戦国時代は本当にひどい時代だって感じ。あと、常磐と楓が素敵だった。
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456956965x 410p 1996・12・16 1版1刷
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秋雨けぶる関ヶ原に、すでに西軍の姿はなかった。ただ一軍、笹尾山麓に島津の部隊だけが超然と居座っている。「見てのとおり。関ヶ原にはためくは東軍諸隊の旗じるしのみ。これより兵を束ね、東軍総帥の本陣へと突き進んで、家康めに薩摩武士の底力を見せもす!」義弘は最後の決意を告げた。―秀吉に服し、朝鮮出兵で活躍。関ヶ原で敗れるも、勇将としての生涯を全うした男の生き様。
2010.6.14読了 -
秋雨けぶる関ヶ原に、すでに西軍の姿はなかった。ただ一軍、笹尾山麓に島津の部隊だけが超然と居座っている。「見てのとおり。関ヶ原にはためくは東軍諸隊の旗じるしのみ。これより兵を束ね、東軍総帥の本陣へと突き進んで、家康めに薩摩武士の底力を見せもす!」義弘は最後の決意を告げた。―秀吉に服し、朝鮮出兵で活躍。関ヶ原で敗れるも、勇将としての生涯を全うした男の生き様。
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加野さんの話は最初から正統派を求めてはいませんが、しかしこれもまた奇抜というかなんと言うか・・・。癖があるのは毎度のことですがこれもまた癖がありました。歳久抹消されてるよ。家久なんか年の差おかしくないか?