お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ (PHP文庫)

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569676241

感想・レビュー・書評

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  • お金との付き合い方についてのキューさんの考え方が素敵で共感できた。

    キューさんのほかの著書も読んでみようと思う。

  • たいせつなのは、「人間」を考えることなんだ、と思った。

  • お金について

  • お金イコール汚いという文化は日本独自らしい。生きていく上で必要不可欠な「お金」というものと、きちんと向き合ってみようという本。お金を欲しいと思うことは当たり前のこと。

  • 邱さんのお話、面白いなぁ。別の本も読んでみたくなった。

  • 学校で教えてくれないことが3つある。ケンカとセックスの仕方、それとお金との接し方である。
    日本人はお金との接し方が下手だ。高度成長期には企業に忠誠を誓いお金のために働かないことを美徳としてきた。だのに今や蔓延する拝金主義に身を委ねている。
    そんな現状に「そろそろこれじゃまずいんじゃないの?」と立ち上がった2人。1人は250冊以上もの著書を持つ「お金の神様」邱永漢。もう1人は「ほぼ日刊イトイ新聞」やインターネット博覧会の編集長を務める「インターネットの実験者」糸井重里である。本書に収録されているのは、この2人の2日間にわたる対談の内容で、2人の異なる価値観が交錯しながら議論が進められていく様子がおもしろい。

    「お金が怖い」と語る糸井重里の立場には共感できる。一方、お金に引きずられるでなく、お金の存在を無視するでなく、絶妙のバランスを保っている邱永漢のアドバイスも、成功者ゆえのリアリティーにあふれていて説得力がある。
    邱の言葉はネットバブルに対するアンチテーゼも含む。安易な株式公開に奔走する経営者を尻目に「公開するほど落ちぶれてはいない」と一蹴する彼の言葉。公開してしまえば、株主に対するしがらみから事業の自由度が著しく低下する。事業を自分の作り出した作品のように愛でる邱はそれゆえに先の言葉を発するわけだが、お金と幸せの優先順位が逆転しがちな現在、その凛然としたスタイルが、忘れていた何かを思い出させてくれる。

    この本に最終的な結論はない。しかし本文の至るところに明日を生きるヒントがちりばめられている。どの一文を切り取ってきても心に響く示唆に富んでいて、自分の中でもやもやしていた疑問や迷いにリンクする一節を見つけることができる。人生の教科書として、ぜひお勧めしたい1冊である。(佐藤敏正)

  • 自分がまさに今までお金についてなるべく考えないようにしていたけど、このままではなんか間違えた人生を送りそうって思って買いました。
    お金についての考えもすごくためになったのですが、糸井重里がほぼ日に書いたらしい言葉、

    これがインタラクティブな理想か?
    これが、便利で未来的な豊かさか?

    っていうのがすごくココロに染みました。

  • 学校ではあまりお金について教えてくれないなーと思っていたところに本屋でバッタリ出くわしてしまい、悔しくも購入。お金との付き合い方からはじまりビジネスやインターネットの話など、素手で生きてきたお二方のものの見方は自分にはないものばかりでした。ふたりのおっちゃんが楽しそうに話してるのを横で聞いてるような本です。

  • 最近の対談本だと思ったら約10年前のものでびっくり。「ほぼ日」は今や手帳とかですごい売り上げを持っているけれど、今の状況を読んでいたかのような邱さんの発言に「さすがお金の神様」と納得。邱さんていう人物を全く知らなかったけれど、私もお金というものについて考えるにあたり、著作をすこしかじってみようと思う。
    さて、本書のまとめだけど、それは糸井さんのあとがきがすべてを表してると思う。何事にも、「動機」と「お金」が必要ということ。どちらかが欠けてもうまくいかないし、両者のバランスが大事。自分の中で、どうお金とつきあっていきたいのか、そのお金で何をしたいのか、月で考えるのではなく、年でとらえるといった大きなお金への枠組みを持ちながら、お金を容れる器の大きな人物になっていきたい。

  • 面白い!o(^▽^)o
    名言てんこ盛り

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著者プロフィール

1948年群馬県生まれ。株式会社ほぼ日代表取締役社長。71年にコピーライターとしてデビュー。「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で一躍有名に。また、作詞、文筆、ゲーム制作など幅広い分野で活躍。98年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは、同サイトでの活動に全力を傾けている。近著に『かならず先に好きになるどうぶつ。』『みっつめのボールのようなことば。』『他人だったのに。』(ほぼ日)などがある。聞き手・川島蓉子さんによる『すいません、ほぼ日の経営。』(日経BP)では「ほぼ日」の経営について明かしている。

「2020年 『いつか来る死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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