- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569678153
感想・レビュー・書評
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オールドミス(by nogiyunaさん、確かにそう言う言葉ありました)の書店員理子と美人で女子ウケの悪い書店員亜紀の物語。対立しているふたりが語り部を交代しながら話を進めて行く。お互いが、相手が考えていることに全く想像が及ばない点が面白い。
敵を片付けると新たな敵が現れると言うエンタメ色たっぷりなストーリーで気軽に楽しく読めた。ただ、主人公の二人以外はモブキャラ扱いで、深みは感じられない。
いまだに(つい先日も)本屋で平積みされてるのを見かけたけれど、そこまででは無いかな。 -
仕事しかしなくていいんなら、子育てしかしなくていいんなら…。
現実は、「だけ」なんてない、あれもこれも、同時進行、〆切ありでごんごん降ってくる。
ちゃぶ台返ししたい!!!でも常識人だからしない!
そんなあなたに。
現実離れしたアクロバティックな解決はされません。でも、文句はやることやってからしよう、っていうネガでもポジでもない活力をもらえる作品です。 -
碧野さんの本は初めて読みました。
アラフォーの女性書店員が主人公なのですが、かなり期待していたので、評価が厳しくなったかも・・・
ただ、ちょっと想像していた感じではなく、特に前半は恋愛、妬み等々、ドロドロで、ちょっと極端すぎ?と思ってしまったり・・・
シリーズは第3弾まで出版されていますので、第2弾に期待です。-
主人公二人の活躍に、2弾、3弾も期待してよい面白さです。書店の現状、書店員の大変さに、町の本屋さんを応援したくなります。
主人公二人の活躍に、2弾、3弾も期待してよい面白さです。書店の現状、書店員の大変さに、町の本屋さんを応援したくなります。
2014/07/24 -
hongoh-遊民さん
コメントありがとうございます!
第2弾、3弾、面白そうですね!
ぜひ、読みたいと思います。hongoh-遊民さん
コメントありがとうございます!
第2弾、3弾、面白そうですね!
ぜひ、読みたいと思います。2014/07/26
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本屋が本をきれいに並べないでどうする。魚屋が魚を、八百屋が野菜を綺麗に並べるのと同じことだ。こうしてきちんと本棚に並んでいると、お客様に取ってください、とスタンバイしているようじゃないの。みんなは平台ばかり気にするが、棚の並べ方だって大事なことだ。五ミリのラインで一直線に背を見せる。しおりの紐が背の側に垂れていないように、スリップは飛び出さないように本の最終ページに深く挟み込む。そういうことに気を配ってこそ、書店員だ。手を掛けて一段一段、綺麗になっていく棚を見るのは楽しい。掌の感触で本を実感する。忙しさにかまけて手を掛けないでいると、その棚のあたりは空気が淀んでくる気がする。(42p)
解説の北上次郎さんが、美味しいセリフを全部紹介したので、とりあえずこれを選びました。
書店員は前にも書いたが、憧れの職業である。この本を読むと、労多くして給料少なしということはわかるが、一冊の本の持っている「力」を信じているので、その「現場」には憧れるのだ。
今回は大野梢のような推理小説ではない。あえて言うと、お仕事小説だ。書店閉店の危機に反目しあっていた女達が団結するという話である。ありきたりの話ではあったが、楽しく読ませて頂いた。 -
一日で読了
理子と亜紀の醜い争いがどこまで続くのやらと辟易しつつも、後半は一致団結。
これぞエンタメ作品!という王道展開。
本屋の工夫、書店員の想いなど、本に対する愛情が伝わってくる良作でした。 -
最近は電子書籍が便利と言われていますが、個人的には独特な紙の匂いと、沢山の本が陳列されている書店が好きです
そんな書店を舞台に男女の嫉妬や恨みなど様々な人間模様。
知らなかった書店の裏事情。
素直な気持ちを持つ事の難しさと大切さ。
忙しくても楽しいと言える主人公の仕事に対しての情熱と、その主人公の背中を見て一緒にやりがいを見つけていく周りの人達の姿。
読むにつれて自分も引き込まれていきました。 -
最初、読んでいくと人間関係のドロドロとした感じかと思ったら全然違った。
書店に降りかかる危機を乗り越えるため様々な理不尽に立ち向かう話。志があると行動が変わる、行動が変わると人が変わり、周りとの関係も変わる。
そういったこともあるが、単純に面白かった!