- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569764542
感想・レビュー・書評
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ペンネームに幸のつく作家が幸せをテーマに描いたアンソロジー。幸せにも色々あり、感じ方も捉え方も様々。
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幸せをテーマに紡いだアンソロジー。
なのに、
「Weather」伊坂幸太郎
「ふりだしにすすむ」中山智幸
には、電車内で涙を堪えるのが大変だった。
伊坂さんと小路さんは好きな作家なので、なんとなく色がみえるけれど、アンソロジーのいいところは新しい作家さんとの出会い。
「天使」山本幸久 は短編の中にも深さがあって、ラストの衝撃に読む手が止まったほど。
ピンクっぽい幸せばかりじゃないのが、味があってよかった。 -
作家の名前に「幸」が付く短編集。
しかし、ハッピーエンドばかりの内容でもなく、ちょっとミステリアスな内容もあったりして。
そこそこ、早く読めるし手頃な一冊です。 -
伊坂幸太郎が読みたくて購入。
伊坂のwhetherは安定の伏線と驚き。 読者に意図を読ませることなく最後まで持っていく技量に感服。 おばあちゃんのスリ師の話や死神の幸せについて考えた話。 どちらもまあまあ。
ハッピーエンドの掟ではおもしろい展開、少し嫌な読後感がよかった。 -
2016.01.26読了
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後味あんまりよくないものもあって、うーんだったけど、読みたかった二人はすごくよかったので、ヨシ。
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伊坂幸太郎目当てに購入
1本目は一度読んだことがあったが相変わらず楽しめた。
2本目も結構よかった。設定が珍しい?
3本目 謎。いろいろ唐突過ぎて何が何だったのかよくわからなかったし正直微妙でした
4本目 読後感最悪wwと思ったらそういう作家さんなのね。
5本目 死神って…千葉さんじゃん…。でも千葉さんよりずっと人間味溢れた感じがしてそれはそれでよかった。もう少し長めの文章で読みたかった。 -
文庫化されたので購入したけれど、
目当ての伊坂さんの短編は既読でした。
……おそらく、本屋で立ち読みしたんだろうな……
名前に”幸”がつく5人の作家がHAPPYをテーマに書きあげた、という企画モノ。
面白いな、と思ったのはHAPPYってとても主観的なもので、人によっての幸せのカタチはこんなに違うのか、というところ。
まさか、テーマがHAPPYでイヤミスが出来上がるとは。
伊坂さんの作品がやっぱり1番好きだなぁと思ったけれど、天使の話と死神の話も想定していなかった”幸せのカタチ”で面白いな、と思いました。
まぁ、でも、最近アンソロジーに当たりが続いていたから、このくらいの時もあるよねぇ、と思ってしまったのが正直な感想です。
悪くはない、が 期待しすぎたかな…… -
それぞれ違うカタチでの「幸せ」がテーマになっている。
小路さんの「幸せな死神」は切なかったなぁ。死神に幸せになって欲しいなんておかしいけど、この死神には、幸せになって欲しいと思わせる。
山本さんの「天使」も最後はなんか切ないな。掏摸師のおばあちゃんの話なんて、ワクワクする様な設定だった。
真梨さんはイヤミスっぷりを発揮していた。他の作品は読んだ事ないので、本当はこんなもんじゃないのかな?
2015.12.13