コンサルタントの「解答力」 (PHPビジネス新書 108)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569772226

感想・レビュー・書評

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  • 見識を磨く格好のトレーニング
    「常に仮説を持つこと」

  • [ 内容 ]
    「適切な答え」がパッと出ずに、場をしらけさせてしまう人は多い。
    では、できるコンサルタントはどうやって、誰もが納得いく答えを即座に導き出し、それを伝えているのか…そのノウハウを説くのが本書である。
    相手の期待値の見抜き方、本質的な答えの出し方、そして、その効果的な伝え方を「3つのスキル」として伝授。
    著者自らが「コンサルタントにとって最も重要」という能力を解き明かす。

    [ 目次 ]
    第1章 人を動かせなければ「解答」とはいえない(優れた解答は「相手軸」を持つことから始まる 「解答力」が求められる理由-「解答」とは「溶液だ」!)
    第2章 コンサルタントの「解答力」とは何か?(コンサルタントの解答力(1)-「回答」ではなく「解答である」 コンサルタントの解答力(2)-「人を見て法を説く」ものである ほか)
    第3章 期待値を読む-徹底的に相手軸に立つことが、解答のスタート(誰の、どんな期待値を読むべきか? 「目線合わせ」で相手の心を開くコツ ほか)
    第4章 本質を彫り出す-核心に迫る「答え」に到達するために(本質的な答えは、彫り出すうちに浮かび上がってくるもの 問題意職を深く持つことで本質を彫り出す ほか)
    第5章 ロジックとパッションで人を動かす-納得し、共感してもらえる「解答の伝え方」(「ロジック+パッション」がない解答は人を動かせない 「点」「線」「面」を意識して納得させる ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 本書の内容とは少しズレるが、、

    期待値を重要視する考え方が2006年当時既に流行っていた考え方であったということが、印象的たった。

  • 「コンサルタントの質問力」から続けて。回答と解答は違う。質問によって相手の期待値や本質を理解した後は、その相手にふさわしいロジックで納得してもらいパッションで動かす。

  • わたしのコンサルタントのイメージは、誰もがわかっている正論だけを声高に主張するが、実行になると、「私の仕事ではありません」。つまり、結局は何もできないと思っていた。が、本書の著者はどうやらそのイメージとは正反対のコンサルタントのようである。 どれほど正しい意見でも、それが実行できなければ意味はない。どう実行するかまでを考え、それを実践する。著者は、こういうスタイルの持ち主らしい。このまっとう正直なスタイルは、コンサルタントのみではなく、普通のビジネスパーソンにも非常に参考になる。

  • お客様を動かすためにはMust(やらねばならない)Can(実現可能である)Will(やるための意思がある)をそろえる、というのは良い気づきでした。

  • この本の前著となる、質問力も同時に購入。次はそちらを読みます。

  • タイトルには「コンサルタントの」とあるが、コンサルタントのみならず、社会活動の中では回答ではなく解答が求められる。回答と解答の定義の違いは、自分の振る舞いを考えさせられ、目から鱗だった。
    言われたことに直接答えるだけではなく、相手の隠れた期待を読み、そこに答えていく(プラスアルファして付加価値をつける)力が解答力であり、意識した答え方をしていきたい。

  • なかなか良い。もう一度読み返し。
    束ねる纏める捨てる凝縮する。本質の見極め方。
    面の話の時は点で話す。しかも意外な点で。話し方のテクニック。
    マスト、キャン、ウィル。人を動かす話し方

  • 真に役立つコンサルタントスキルの一つ。相手軸を意識すること、期待値を把握すること、カウンセラーとして共感を示すこと。

    19
    仕掛ける戦略…攻め
    仕組む戦略…守り

    35
    解決策や解答は、全く別な外部からやってくるようなものではない。課題の中に解決策があり、質問の中にこそ解答がある。ちょうど溶液のように相手と自分が溶け合ったところに解答がある。

    43
    解答力のある人は、相手の期待値以上の答を返すことができる。そして相手の心に響く解答によって、相手との距離を一気に縮めることができるものなのである。

    46
    相手軸にたつと、自然と伝え方も変わってくる。

    66
    コンサルタントとして魅力を持っている人はみな、ロジックてけでなくパッションを感じる人だ。

    67
    コンテンツコンサルタントから、プロセスコンサルタントへ。
    プロセスコンサルティングでは、コンサルタントとクライアントの社員が課題を解決するための解答を一緒に見つけだしていく。

    75
    プロのカウンセラーがクライアントの話を聞くときに重視しているのが「共感」と「傾聴」である。共感とはいえ、相手の感情、モノの見方、意見を、自分の価値判断抜きでそのまま受け止めること。そして傾聴とは、共感を実現するために相手の話に熱心に耳を傾けて聴くことだ。
    カウンセラーが、共感と傾聴の態度を示すことによって、クライアントは自分の話を受け入れてもらっていると感じる。だから安心して、自分の溜め込んでいる負の感情や苦しみを、言葉にして吐き出していくことができるわけだ。

    86
    期待値を積極的に読み取り、それを超えていく。

    122
    本質を見る目を養うまでは、仮説検証と失敗を繰り返すしかない。大切なのは、自分の頭の中に「これが本質なのではないか」という仮説と判断基準を明確に持つことだ。

    161
    仮説解答
    こちらが立てている仮説を述べてから、相手の反応を見るという考え方

    オプション解答
    いくつかの選択肢を提示して、相手の意志決定の支援に回る

    断定解答
    言い切る。相手に覚悟を迫る。ルビコン川を一緒に渡ることを促す。

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著者プロフィール

株式会社HRインスティテュート代表取締役会長

「2014年 『30ポイントで身につく! 「マーケティング思考」の技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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