人たらしの流儀

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569792231

感想・レビュー・書評

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  • 【要約】
    ・相手の内在的論理をとらえる。その上で「正しい行動」をとる。

    【ノート】
    ・アテネ書房で見て興味を持った。
    ・佐藤氏と編集者の対話形式。読みやすい。
    ・タイトルには若干違和感を感じる。「人たらし」というのとは、ちょっと違うような印象だったから。著者は本の企画の意図にのっており、自ら「人たらし」という言葉を用いているが。
    ・ハーバーマスのコミュニケーション理論が出てくるとは...。
    ・「月に一冊精読できないのならば、書籍から情報を得ることは諦めたほうがいいでしょう。」 一瞬「そんなぁ〜」と思ったけど、ちょっと考えれば当たり前。
    ・読書術もアリ。ノートと一体となって印象に残った部分を書きとめながら、と。
    ・その後、置いておいて「発酵させる」というのは外山さんと同じ。

  • 佐藤優ってもっとましな人間だと思っていのだが、残念である。この本は、対談なので、もしかすると対談相手の問題かもしれないが。

  • ふぅん、という感じ。
    自分としては、ここまでして人脈を得る必要は感じられないな。

  • 実に読みやすく スラスラ読めた。
    2時間もかからなかった。

    アリョーシャの おうむ返し
    コンカツには 自分の価値がわからない人たちの
    価値を再確認する意味があるが、
    その価値は オカネ になっている。
    資本論が コンカツにつながっている。

    結局は 胆力がないと言うことであるが、
    胆力を養うには どうするのかと言うことは
    ふれていないが、本を読めと さかんに強調している。

    インフォーメーションとインテリジェンス。
    天に宝をつむ。
    問題と問題の場。
    陰徳の力。
    エピステーメーとテクネー。

  • 元外務省主任分析官である佐藤優氏が、対人術の要諦を講義形式で伝授してくれるということで、読む前からもう興味津々なわけです。

    聞き手はジャーナリスト小峯隆生氏ということで、この二人の掛け合いもなかなか面白く、もう一つの見どころとなっています。

    諜報・防諜機関の人脈構築術、情報収集や交渉における駆け引きなど、もちろん全てではないにしろ結構リアルに明かされています。人脈づくりなど決して偶然とか成り行き任せではなく、緻密な戦略に基づいて行われているんですね。インテリジェンスの世界って凄すぎです。とても一朝一夕で真似できるものではありません。

    ただエッセンスを取り出してみると、決してビジネスの世界から遠くかけ離れたものではなく、むしろ参考にすべき点が多いようです。

    ・嘘をつかない
    ・相手に差し出せるものがない時は「教えてください」とお願いに行く
    ・自分の魅力を向上させるために大切なのは、儲けた銭をばら撒く意思があるか否か。天に宝を積む

    全体的に圧倒されっぱなしでしたが、それだけ刺激に満ちた一冊だと思います。

  •  信頼感、指導力、共感力など数値化されない、筆記試験で測ることができない能力を統合した力が「胆力」です。
     著者は、胆力は人間関係によってしか鍛えることができないと強調しています。
     本書は、現代社会を力強く生き抜くために必要な“胆力”を学び、強化するためのノウハウについて書かれた1冊です。

     詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=2867

  • 具体的で実践的な内容だった。

  • サクサク読めるタイプの本。

    *インテリジェンスの中のルールには最低限のルールがあり(嘘をつかない、とかね)、その点については強く同意。

    *良質の本を読むこと。インプットも大事だけど、それ以上に大事なのはやっぱり「本を読みっぱなしにしないこと」だな、と改めて思った。そのためには、もちろん大量の本を読むことの重要性については分かるけど、「それをどうやって実行していくか」が重要。それはつまり、「情報の使い方」のこと。

    *こんな裏話があったのね、ということも書かれていてその点も面白い。

    *情報をどのように有効活用できるかどうかは「国家の力量」にかかっているのだ、と再実感。就職したての頃に感じたことと同じだ。

    *人として「やるべきことをきちんとやる、やってはいけないことをしない」というスタンスに対しても同意。

    *一緒に「食事をすること」の重要性。この本の中では、情報を取るために値札をつける、という言い方をしている。私の場合には、そこまでの駆け引きはないけど、食事をすることで仲良くなっていく、というのはその通り。

    *「天に宝を積む」とは良い表現だな、と思った。生きたお金の使い方、という言い方に言い換えられると思う。巡り巡って自分の元に戻ってくるのです。

    *暫く、こういう「鵜の目鷹の目」的に、周囲に気を配るようなことをしていなかったけど、最近の某組織とのやり取りの中で、ちょっと気を付けた方がいいな、と思ったこともあり。こういう場合の対応の「なめてもらっちゃ困りますよ」の意思表示を私なりに柔らかにしてみた。もう少し、頻繁にやってもいいのかもしれない。つまり、弱みを作らないため。

  • 面白かった。ためになるかはわからないが、読みやすい。

  • 嘘をつかないことが重要。ただ真実を言わないということに留意することが肝要。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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