猫を処方いたします。 (PHP文芸文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569902883

感想・レビュー・書評

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  • タイトルを見て、早く読みたいと思ってました。

    本当に猫を処方するの?って(笑)

    でも本当に処方してるし、処方箋まで出てました(笑)

    しかしこれがまたよく効くんだよなぁー

    自分だったらどんな猫が処方されるのかなぁなんて思いながら読んでました。

    最後に少し猫を処方する病院のことがわかります。

    続編早速買いました♪

  • 心に傷を負った人や悩みがある人たちに猫を処方する、不思議なメンタルクリニックのお話の短編集です。
    とても心温まり、どこか不思議な気分にさせてくれる一冊でした。大抵のことは猫で治る、のかもしれないと思わされました。
    特に最後の第5話のお話が伏線回収がすごくてお気に入りです。

  • 読みやすいです。少し悲しくなります。

  • うちにはインコがいるので,猫は飼えませんが猫ほしいーーーってなります。
    ちょっとファンタジーな、猫と心がしんどい人間のほんわかした話。
    京都市中京区麩屋町通上ル六角通西入登美小路通下ル蛸薬師通東入ル
    にある、古いビルの5階の不思議な病院。「中京こころのびょういん」
    口コミでいってみたら、なぜか猫を処方される。
    アニマルセラピー的な?
    いやいや、処方される猫たちはそんなおとなしいもんじゃない(大人しい子もいるけど)。
    でも、小さくてふわふわした守るべき命を前にして、固まってたアタマがふわふわしていく。

    いいなー、いいなー。猫いいなー。
    って思いつつ、
    早く帰ってインコを愛でよー!と思いました

  • 読みやすくて、あっという間に読めました。
    猫が好きなので表紙に惹かれたのが、きっかけ。
    ほのぼのファンタジー!心温まりますね。
    猫のように生きれたら精神科なんていらなくなるよね。

  • 京都の街並みが浮かんで楽しいし、
    猫で心が解けていくのがシンプルに良い

  • ちょっとだけファンタジーな設定でとにかく猫が可愛い。自分も猫を処方されたくなる。とにかくいっぱいいっぱいな主人公達が猫のおかげでゆとりを取り戻し、心も体も癒されていく。猫の魅力が満載の物語。

  • ひたすらなほっこりストーリーを予想していたけど、予想とは少し違った少し不思議で切なくなるほっこりストーリー。

    大抵のことは猫で治る。
    本当にその通りで、猫に翻弄されながらなんだかんだ癒されちゃう。京都の雰囲気もよくて、読むと優しい気持ちになれる。1話目の猫溺愛社長が好き。

    後半につれて中京こころの病院の正体が明らかになっていくのがいい。とはいえ病院ができた経緯とか細かい部分は謎のままだし、ニケ先生の予約の患者さんはまだ来ていないようなので、続編があればそこで描かれるのかな?

    ニケ先生も千歳さんも、お世話になった人たちの姿や名前を借りてるのが良い。自分がしてもらったことを覚えているのかな。

  • 冒頭から当たり前のように猫を処方される様はなかなか面白かった。
    猫が家にやってくることで変わる生活や環境が病院に訪れる人たちを救っていくのだけど、それぞれの猫の性格が違うことでもたらされる変化が良かった。
    心が弱っていたりしないとたどり着けない病院のようだけど、自分も猫処方して欲しくなってしまった。
    そして最後に受付の千歳さんと芸妓のあび野さんがあび野さんは気づいていなかったようだけど再会できて、あび野さんが気にしていたところを伝えられて良かったと思った。

  • 「名前をもらった動物と飼い主は一つの括り」「執着しているのは人間だけ」「動物には小さいながらも自分の世界がある」「新しい世界に踏み出した瞬間から前を見てる。たとえそれが辛い世界であっても」

    冒頭は猫を処方された人が癒され変わっていくという、よくあるほんわかストーリーだったけど後半の不思議なクリニックの謎の真相はじんとくる。

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著者プロフィール

1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー。他の著書に「ドッグカフェ・ワンノアール」シリーズ、『元カレの猫を、預かりまして。』『夜は不思議などうぶつえん』がある。

「2023年 『猫を処方いたします。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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