猫を処方いたします。 (PHP文芸文庫)

著者 : 石田祥

• PHP研究所 (2023年3月9日発売)

感想・レビュー・書評

[紗井谷さんの感想 · 2024年1月8日]

京都本大賞を受賞した作品であるためか、京都が舞台で京都ネタがたくさんあり、楽しめました。どの患者さんも「風の噂」で「びょういん」に来ていたことを考えると、SNSがある今も伝聞はそこそこ力を持っているのかもしれませんね。

[きりゅさんの感想 · 2023年12月31日]

色々と苦しいことのある現代において、色々と悩んでいる人たちに猫が処方される不思議なお話。ペットロスから1年経ってもなおまだ癒えぬ私は、つい泣きながら一瞬で読んでしまいました

[Maikoさんの感想 · 2023年12月10日]

猫最強説ここに書かれてます。
確かに猫がいるとこうなるんだろうなぁと思ったり。
それは猫に限らずかもしれませんが。
読んでいてほっこり、温かくなりました。

[きじおさんの感想 · 2023年12月6日]

猫を処方します。
唐突過ぎて笑いを噛み締めた。

後半になるにつれ色々と明らかになっていき、ハートフルないい作品だった。
猫の肉球を触りながら、読了。

[ぴぃちゃんさんの感想 · 2023年11月20日]

ほっこり温かい気持ちになれる本。
不思議なお医者さんに、猫を処方してもらいたくなる。短編で隙間時間に読みやすい。

[りさんの感想 · 2023年11月15日]

いま飼っている猫ちゃんたちを大切にしようと改めて思えたあったかい作品でした。

[kgnさんの感想 · 2023年10月25日]

誰にだって
小さいなりにちゃんと自分の世界がある。
新しい世界に足を踏み出した瞬間から
もう前を向いている。

[ちさきさんの感想 · 2023年10月11日]

猫というキーワードで手にとり
あらすじを読んで読みたいと思った１冊。

まさにこの通りだって頷けることばかりで
愛猫がいる身としては堪らない１冊でした！

猫って本当に気まぐれで自由で
素っ気ないと思ったら甘えん坊になるし
おとなしいかと思えば急に大運動会を始めるしで
本っっっ当にずっとみてても飽きない。

むしろ#癒やされて幸せになるんです！

仕事とか人間関係とか悩んでても
愛猫がいれば悩みなんて吹き飛んじゃう！

‘だいたいの悩みは猫で治りますから’
って本当に本当です。

色々と疲れている方や悩みがある方
既に猫を処方されている方にも
ぜひ読んでもらいたいです。

[言織さんの感想 · 2023年10月1日]

ずっと煙に巻かれているような気持ちだった。
いつのまにか、読者も猫を処方されていたことに気づいた。

[あめさんの感想 · 2023年9月12日]

続きが読みたい！日曜日の午後にまったり読んでとても心が和みました。
出てくる登場人物はみんな辛かったり、苦しんでいたり、悩んだりしている。
その悩みはどれも「ああ〜わかる〜わたしも同じ理由で辛い、心療内科いこかなって思う瞬間ある〜」という感じ。みんなとりあえず言葉や薬による解決を求めて病院に飛び込む。読んでる私の心も一緒に飛び込む。

でもこの病院(？)で処方されるのは猫。猫は全てを解決する。なんかよくわからんうちに解決される。だって可愛いから。それが猫パワー。
出てくる猫が文章なのにみんな可愛くてとてもにこにこしてしまいました。

(一部を除いて)悪い人が出てこないのもストレスなく読めた一因かもしれない。
猫と京都弁のはんなり具合がとてもマッチしていて、そこもとっても素敵でした。続きがありそうに終わったので、続刊楽しみにしています。

著者プロフィール

1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー。他の著書に「ドッグカフェ・ワンノアール」シリーズ、『元カレの猫を、預かりまして。』『夜は不思議などうぶつえん』がある。

「2023年 『猫を処方いたします。』 で使われていた紹介文から引用しています。」