- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575236538
感想・レビュー・書評
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主人公の過去に犯した事件が解決のカギになる。
なかなか面白かったです。
続編もあるのかな?読みたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なーんか暗い。。
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2015.6.7 読了
ある商店街の一角にある「珈琲屋」
そこの店主、行介(こうすけ)と
そこに来る客たちとの 話。
短編集です。
行介は 昔 人を殺めたことがあり、
罪を償って 服役し、出所したばかり。
親が 喫茶店「珈琲屋」をしていたこともあり、
いまさら 前科者で中年男が
仕事もなかろうと、
閉店していた 親父の店を再開店させる。
そこに来る客も 心に暗闇を抱えていたり、
問題があったりする。
それぞれ 後味の悪い終わりもあり、
どうなるのかも知りたくなる終わりもあり。
淡々としていました。
行介のいれた ブレンド 飲んでみたい。 -
つまらないとかではないけれど、夢中で読む、という感じではなかった。
珈琲屋に現れる人はみんなそれぞれの悩みや自分の弱いところを主人公にさらけ出すけれど、それは、主人公が殺人を犯したことのある人間だから。
でも、それって自分が罪をおかしていないからで、なんだか一段上に立っている感じがしてしまった。
でも、まぁ、だからお話になるんですよね。
続きがあるようなので読んでみようと思います。 -
主人公は殺人事件を起こして八年間の刑務所から出所。東京の下町の商店街に亡くなった父親が残した喫茶店「珈琲屋」のマスターとして、心に傷を負った者たちが集まる交差点。「ちょっと、温まっていきませんか?淹れたての、熱いコーヒーを飲んで」。
灯書房おすすめの一冊
(http://bookbookokitama.wordpress.com/event/hitohako/) -
図書館にて借りてみる。
以前ドラマになっていたのを見たから気になって・・・。
ドラマの方が面白かったというか、しっかり描かれていたきがする。 -
すべての話が「さて、この後どうなったでしょう?」って感じの終わり方ではがゆかった。
設定は悪くないけど暗いなぁ…。 -
一軒の喫茶店『珈琲屋』に立ち寄る商店街の人々。
どこでもみられそうな商店街の喫茶店に訪れる人、
それぞれの心の傷が見え隠れする。
いっぱいの珈琲を所望し、人々は癒されているようだ。
『珈琲屋』のある商店街はバブル期に地価が高騰し、
地上げ屋のターゲットになっていた。
あまりにしつこい勧誘や脅しに
『珈琲屋』の主人行介は、一人の地上げ屋を殺めてしまう。
罪を償って出所した行介は
父親が経営していた喫茶店『珈琲屋』を継いだ。
行介を慕う幼なじみの冬子は、
嫁ぎ先から離婚して商店街に戻って来ており、
ほぼ毎日のように『珈琲屋』jへ顔を出していた。
このような背景のもと、
商店街に携わる人々の物語が、7つの短編で綴られていた。
(詳細なあらすじは、例によってまーちさんが書かれている。)
夫の浮気に気がついたクリーニング店の妻
自宅である和菓子屋の経営不振で心を傷める女子高校生
洋品店の主人と不倫をしている従業員
バブル期に地上げ屋に暴行された娘と交際していた青年
寝たきり妻の介護をしている男性、
結婚しそうで出来ない行介と冬子
平凡な小さな商店街に、こんなに悩める人々がいて、なぜか
「人を殺したことのある男」行介のいれる珈琲を飲みにくる。
行介のいれる珈琲はアツアツである。
行介が殺人をおかした理由をみな知っているだけに、
黙っていれてくれる温かい珈琲で癒されたいと思うのだろう。
行介と冬子の関係はなんとも切ないが、
ブラックコーヒーが良く似合う大人の間柄でもある。
どこにでもありそうな『珈琲屋』だけに
どこかにあるのではないかと、探してみたくなった。 -
ドラマになったので、再読。
人情話、でもなく。あとあじ、もひとつ。