ブラック・ベルベット

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 980
感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575238983

感想・レビュー・書評

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  • 「MAZE」、「クレオパトラの夢」に続く12年ぶりの神原恵弥シリーズ第3弾。覚えてませんて、12年も前の事なんて(笑。このところ挫折続きで2年ぶりに完読できた恩田作品ですが、本作は逆に軽薄すぎて全く物足りません。「夜のピクニック」移行どうにも相性が悪いようです。

  • 図書館で借りた本。
    シリーズの3作目。
    今回恵弥は、前作で知り合った多田の依頼でT共和国に「アキコ・スタンバーグ」と言う、有名な水質学者の日本人女性を探しに来た。
    偶然見つけたアキコを追う最中、アキコは何者かに刺殺されてしまう。
    アキコは、そこそこ名の知れた有名人なのに、ニュースでの取り扱いが小さい事に疑問を持つ。

  • トルコに住みたくなった。931部隊のこととか書いてて、戦後平和の時代だからいいなと思った。

  • MAZE、クレオパトラの夢に出てくる神原恵弥の最新作。
    このシリーズ、回を追うごとに難しくなってる気がする……笑。今回もウイルスの歴史や社会情勢がベースにあるからwikiりながら読みました 笑。

    恩田さんならではのどんどん謎が増える感じは大好きやけど、少し中だるみがあったかなー。
    あ、でも近年では珍しく謎はほぼ綺麗に回収されてます。恩田節は軽めかな。

    恵弥のキャラはすごく好きなんだけど、主人公は第三者の方が読みやすいかなーってのも思ったり。
    恵弥が賢すぎて……笑。


    そして、見たモノを立体映像化できる能力って「きのうの世界」にも出てきたけど、持つ人によってこんなにもちがうんだなーとか思ったり 笑。市川さんも恵弥ぐらい強かならああはならなかったんじゃないかと。

  • ミステリーとしてはいまいちだけど、登場人物の魅力と海外旅行の楽しさを堪能した。題名にもなってるブラックベルベットについてくらいはもう少し解明して欲しかった。っていうかどこかに説明あったのかな?

  • 最初の雰囲気はすごく好きなんだけど最後の肩すかし感がどうも。殺人事件の下りも微妙だし。
    ただ、続編につながりそうな布石が何個か出てきたのな楽しみではある。

  • うわーっと盛り上がってた割に最後はわりと拍子抜けな終わり方ではありましたが、それも含めて恩田陸らしい^_^
    この人はエンターテイナーだなぁ…そこがすごく好き。
    舞台になってるトルコは前から興味あったけど、これ読んでさらに行ってみたくなりました。

  • めぐみ以外のいろんな設定をおぼえていなかった。相変わらずの肩透かし感だけど、はだになじむ。絨毯のエピソードはエピタフに出てきたなぁとか、アリスは薔薇のなかの蛇のあの家の子かぁとか要するに友達はあの子だなぁとか思いました。

  • シリーズ物と気がつかず、どこかで見た人名だと思いつつ…。前二作は既読やねんけど、どんな話だったか全然思い出せない。
    夜行列車のシーンが良かったな。ちょっと「出雲夜想曲」と被るけど。結末は、かなりあっけなかった。

  • 神原さん振り回される、の巻。軽快なやりとりや時にドキドキする場面など醍醐味は前作までのそのまんま、でしたが多少スッキリ感が多すぎて「あー、面白かった」という普通の感想になるのが良いのか悪いのか…笑。欲を言えばもう少し神原さんの活躍を見たかったかな、と思います。もちろん主役は彼(彼女)なんだけど、アタフタして終わり、という感じだったので。「コーヒー、飲む?」と同じ調子で「殺して、いい?」と言うエディがツボでした。続編また出るのかなぁ…。楽しみに気長に待ちたいと思います♪

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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