また、同じ夢を見ていた

著者 :
  • 双葉社
3.89
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本棚登録 : 7314
感想 : 699
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239454

感想・レビュー・書評

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  • あるかもしれなかったいくつもの未来...。著者の他の本を3冊ほど読んでいたため、ここまでファンタジー要素が強いこともあるのだと驚いた。個人的には君膵の方がうんと好き。

    幸せはー、あるいってこない の歌を歌いたくなる。

  • 面白いんだけど、所々不可解な所が出て来て、ラストでも理解できず
    評価3を付けた。
    夜中に目が覚めて、急に理解に及び
    星を一つ増やし、再度読みたくなった。

  • Live Me
    人生とは、幸せとは何か一緒に考えることが出来る本。
    周囲に対して自分から壁を作ってはいけない事、私とあの人は違ってその人なりの闘い方をいつもしているかもしれない事。
    今の自分の奥深くに染み込んでいく言葉が沢山あった。

  • 住野さんの本は、高校の頃に読んだ『君の膵臓をたべたい』以来。中高校生に刺さりそうな若さがあって、かつ構成にひとひねりある良作だった。

    小学生の女の子の、成長の物語。

    からくりは、南さんのとこではまだ気づかなくて、アバズレさんのところで点と点が繋がった。


    人生とは
    幸せとは

    すっきりとも感動ともモヤモヤとも違う、言葉にできない読後感。考えさせられてるってことなのかも。

    「live me」は気づけなかったけど好きな発想。

  • 人生とは

  • 幸せとは何か、人生とは何か。本を読んでいる間、主人公の「私」と一緒に、考えさせられた。
    何となく過ごしてしまう毎日。普通に幸せな人生が素敵ってことを忘れがちだ。幸せとは何か、について、小学校であんなにもゆっくり考える時間があるなんて素晴らしいし、なのかちゃんが真剣に向き合っていることに感心した。
    読み進めるうちに、「私」と出会う3人の登場人物との関係に気付いて、何度も頁を戻りつつ納得した。
    彼女が今幸せでいることが嬉しい。

  • 人生とは、で語られる主人公 奈ノ花の言葉がいちいち可愛らしい。

    「幸せ」とは何か。
    きっと人の数だけ解釈があるのだろうけど、それぞれ別の道を選んだ奈ノ花たち、そして桐生くんの導く「幸せ」の意味が、それぞれの過去と重なって、涙が出そうになるくらい胸がいっぱいになった。

    好きなシーンはアバズレさんとおやつをお供にお喋りするところ。

    「だけど、無理に飲む必要はないよ。甘いものだけを美味しいっておもえるつて、素敵だと思う」

    「人生とはプリンのようなものってことね」
    「甘いところだけで美味しいのに、苦いところをありがたがる人もいる」

    「人生には苦いところがあるかもしれない。でも、その器には甘い幸せな時間がいっぱい詰まっている。人は、その部分を味わうために生きてるんだ。」
    「私も、本当は苦いコーヒーやお酒より、甘いお菓子が大好きだった。」

    プリンを恋に例えたり、最後に甘いところだけのプリンを食べたり、そんなやりとりが印象的。

    あと、スヌーピーのお話。
    「人生とは、アイスクリームのようなもの」


    「君の膵臓…」は実写化で見たけど、読んだことはなかった住野よる さん。
    するする入ってくる心地よいフレーズと優しいだけで終わらないテーマとが今の自分にはぴったりなお話でした。

  • もしやと思って自分の考察が調べて、それが一つの線となった時この物語の温かさと奥深さを感じました。「幸せとは」難しい問題ですね。改めて考えさせられた物語でした。

  • 人生は選択の繰り返しで、どこで間違うか分からないから誰かに示して貰うのってありがたいことだなって感じた。親に期待すればするほど裏切られると悲しくなって、自分に期待すればするほど情けなくなって、それでも明日には希望と期待を抱いて生きていかないといけないなって。信頼たる誰かとね。

  • 幸せを運ぶお話でした。
    心温まりました。

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著者プロフィール

高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。カニカマが好き。

「2023年 『麦本三歩の好きなもの 第二集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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