十三階の神

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575241051

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第二弾。
    後半どんでん返しの連続で驚いた。古池さんが死ななくてよかった。律子さんはどこまで突き進むのか…。家族がどんとん不幸な死に方で律子さんのお母さんは狂ってしまうのはわかる。

    実際のところ、公安ってどこまで活動しているのだろう。

  • 黒江律子シリーズ2作目。

    その肉体さえも国家に捧げる女スパイ・黒江律子、
    新たなる敵は過激新興宗教!
    律子は単独捜査に乗り出す。

    オウム事件が下敷きにしてあり、
    今の若い人は多分知らないんだよなぁと
    この時、もう大人だったもんなぁ私と
    歳を感じてしまった。

    読友さんの中には
    ここまで律子を執拗に追い込むストーリーは
    女性作家だからこそ書ける。というレビューがあって
    そうだよなぁと思う。

    自分自身どころか家族も巻き込んでいき
    誰も何も信じられない、どうする?どうするのよ?
    どうなるのよ?というのがずーっと続いていた。

    面白かったぁ。もうちょっとほっとさせてあげたい気もするけれど、
    そうじゃないからいいんだよなぁ。

    しかしまぁ、疲れたぁ~。

  • すっかり律子さんにハマってしまいました…
    睡眠不足です
    早く第三弾を読みたい!!

  • 「十三階の女」続編。なんだか前作以上に過酷な状況に自分を追い込んでいく律子の姿がもう不安で不安で仕方ありません。そりゃあ仕事にかける思いの強さは認めるし、かっこいいと言えなくはないのだけれど。そこまでしなくても! という思いのほうが何倍も強くなってしまいます。
    そしてカイラス教団と公安との対決。なんだか……教団の恐ろしさは現実にもあったあれと同じなので実感としては湧くのだけれど。公安も大概だなあ。何が正義なのか、何が真実なのかまったくわからない恐ろしさをひしひしと感じます。「神」っていったい何なのだろう、という思いも。
    前作よりも重苦しくて、救いのないような結末にもどんより。律子もだけれど、古池の苦しさも想像を絶するだろうなあ。

  • オウム事件を背景にした続編。オウム死刑囚の死刑が執行された直後の発刊ということでタイミングが絶妙だった。今回の黒江律子の活躍も前回に増して凄まじいが、すでに「十三階のモンスター」とあだ名されてしまうところで、これ以上のものはないかなとも思ってしまう。結末は、律子に対して救いが無さすぎるとも感じる。これでもし将来古池警部補を失うようなことになったら彼女はどうなってしまうのだろう。

  • 十三階シリーズ第二弾
    オウム真理教のテロ事件を思わせるストーリー
    ストーリ展開にびっくりさせられた。
    読んでて面白い作品でした!

  • 黒江律子の報われない感じが、個人的に好き。
    シリーズ2作目となると、トーンダウンすることが多いけれど、読み応えがあって満足。

  • 最後の2章は息つく暇もなく、一気に読んでしまった。九真暗殺の理由が「えっ?そんなことで?」って腑に落ちなかったり、斉川が妹に近づいた理由が自分を守る為だったりと、単純過ぎたのに死が関連して重かった。二転三転して面白かったけど、爽快感はない。

  •  最後までわからない展開!

     正義は悪は誰???

     おもしろい
     一気読みである!!

     「黒江律子なんてどこにでもいそうな名前!
      でも、律子は全てを無くし、神になった!!!」

  • オウム真理教を思わせるカルト教団とたたかう公安の女刑事。陰謀と裏切り。前作より悲惨になっているじゃないか。

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著者プロフィール

『私の結婚に関する予言38』(宝島社文庫)にて第3回日本ラブストーリー大賞のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー。近著に『ブラッド・ロンダリング』(河出文庫)。そのほか、「原麻希」シリーズ(宝島社)、「新東京水上警察」シリーズ、「海蝶」シリーズ(ともに講談社)、「十三階」シリーズ(双葉社)、「警視庁53教場」シリーズ(KADOKAWA)、「感染捜査」シリーズ(光文社)など著書多数。

「2023年 『警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 グリーン・ファントム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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