十三階の神

著者 :
  • 双葉社
3.62
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本棚登録 : 236
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575241051

感想・レビュー・書評

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  • まさかのタイミングでの出版、いや、吉川さんって預言者ですか。
    タイムリーすぎてちょっと、なんて言っていいかわかりませんね。

    今回のターゲットはかつてこの国を震撼させた新興宗教の分派。そこに現れた新しき指導者。
    知ってるようでよくわからない「宗教」という城の内部。気になるテーマに読まされる。
    主人公黒江律子のやり方にも前作ほどは抵抗なく読める。読めるけれど、いちいち女を出さなくてもできるんじゃないかその仕事、と思わずにはいられない。それが彼女の仕事の仕方なんだろうけど。
    このシリーズ(とはいってもまだ二作だけど)では、公安の中の十三階という特殊な組織の過酷さや非常識さが浮き彫りにされるが、その反面意外と彼らは人間臭いんだな、とも思う。
    徹底的に個を捨て非情にはなりきれない、そこが魅力でもあり弱さでもあるのかも。

  • 13階シリーズ、回を重ねる毎にドロくなっていく気がする。一回休みですね

  • シリーズ第2弾はオウム真理教をモデルとしたカルト教団絡みのお話。二転三転する展開に読みごたえがありました。それにしても公安の活動の描写ってあれでいいの?ってくらい公安怖い。家族まで巻き込むとかとんでもないんだけど。律子ももう13階から離れて古池さんと幸せになってほしい。読んでて辛くなる。

  • 十三階シリーズ第ニ弾。
    警察庁の公安秘密組織『十三階』の刑事黒江律子は、かつて地下鉄テロを起こした新興宗教教祖の死刑執行が迫り、分派団体に捜査を開始する。
    母親の入信、妹を情報提供者に仕立て上げる。
    本当にハードな展開で、ドンデン返しにつぐ、ドンデン返しに目が離せない。
    人間としておかしくなってしまうような状況に唖然としますね。

  • 想像を超える内容でした!

  • もういいかな

  • もう止めて!律子があなたに何したって言うのよ!!と作者さんに思いながら読み終えました。

    前作に輪をかけてどんどん状況が悪くなって行くのに、面白くてあっという間に読み終えてしまった。

  • 79過酷な仕事を選んだ導入のところが弱い気がするけど展開はスピーディーで一気読みです。公安の話しは往々にしてこんがらがって訳分からんけど、それを補っても面白かった。次作にも期待します。

  • 2019/11/3 59読了

  • (2019-09-08)(2019-09-29)

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著者プロフィール

『私の結婚に関する予言38』(宝島社文庫)にて第3回日本ラブストーリー大賞のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー。近著に『ブラッド・ロンダリング』(河出文庫)。そのほか、「原麻希」シリーズ(宝島社)、「新東京水上警察」シリーズ、「海蝶」シリーズ(ともに講談社)、「十三階」シリーズ(双葉社)、「警視庁53教場」シリーズ(KADOKAWA)、「感染捜査」シリーズ(光文社)など著書多数。

「2023年 『警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 グリーン・ファントム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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