Nのために (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575517040

感想・レビュー・書評

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  • ドラマが面白かったので、本も読んでみました。
    原作を忠実に再現していたんだなと分かる感じです。

    nって、数学では仮のものを現す文字で、Nのために、nって何だろう、それぞれ、nがあって、と言うか、あちこちにnが出まくってて、Nのために、誰のために?

    物語がすすんでも、不穏な空気感だけが一貫して流れ続け、読後が楽しい本ではないです。

    敢えて言うなら他者への愛なんだろけど、作者の描く愛は、少しも軽さがなくて、正解もなく、哀しい感じです。

  • ドラマをリアルタイムで見ていた
    ドラマ化から1年後に読み始めて読了
    毎週楽しみにしてみていたドラマだったから懐かしさがこみ上げてきた
    原作は登場人物のそれぞれの主観がよくわかり、深く考えさせられる作品
    『灼熱バード』が読めたのが特に良かった
    原作は杉下と西崎さんメイン。ドラマは杉下と成瀬くんが軸。個人的にドラマの安藤が好き。
    キャストもぴったりだということもあり、好きな俳優女優が出演していて私得ということもあり、ドラマの方が好み

  • この本は題名の通り『Nのために』というのがキーワードです。
    登場人物は6人で、最初の方にそのうちの2人は死んでいることがわかります。その現場に居合わせていたのが残りの4人。それぞれの名前にはNがついている。
    話が進むにつれて読者だけが知ることの出来る真相に迫っていくので、読む手を止められませんでした。
    おもしろい、すごく面白かったです!

  • テレビでドラマ観て、本読んで、もう一度ドラマ見たい。活字も映像も二度みたい。

    榮倉奈々ちゃんと賀来賢人が入籍したNEWSが流れる。おめでとー。8/8

  • 湊かなえさん、3冊目。
    テレビドラマにもなったので、テレビドラマを見る前に…と、完読。

    ドラマを見ている人は、読まないでね。

    面白くないわけではないんだけど…
    何処をとっても、誰を見ても、てんで共感もできず、感情移入できないまま終わりました。

    一人称の物語が現在と過去を行き来しながら進むので、テンポよく集中して読めます。
    が…一人一人の過去や現在が悲惨過ぎて…お腹いっぱいになりすぎて、可哀相を通り越して冷めてしまう感覚。

    「Nのために」
    一人一人が自分の想う “ N ” のためにしたこと…。
    罪の共感。究極の愛。
    それは…思い込みとか、余計なお世話とか、ひとりよがりとか…
    ? ? ?

    結果、そのことで、事件をややこしくしただけな気がしました。
    嘘を付いてまで隠さなければならなかったこと?それほど驚くべき理由もなかった。
    ストーリー、発想、視点はいいけど、ミステリーさが足りないミステリー。
    かな。

    湊作品3冊目にして気がつきました。
    どうにも合わない。笑
    前2作「告白」「贖罪」の自分のレビューも読み返してみましたが、どちらも作品に感覚のズレを感じていました。
    世界観が違うのね。
    違う世界で生きている人。

  • 自分の読解力がなさすぎて、今書かれていることが誰のなんの話なのかわからない時があった。小説をあまり読んだ事がなかったので、またいろいろな小説を読んでから、この本をもう一度読んだら、もっと理解できるのか。
    安藤は最初の方、女性だと思っていたが、途中から男性だと気づいた。

  • おもしろい!!!!
    手が止まらなかった!!
    読んでくうちに読者にだけわかる
    すれ違い、勘違いのような全てが
    終わった時に
    あー!
    ってなる

  • 殺された野口貴弘、奈央子夫妻。

    その現場にいた杉下希美、西崎真人、成瀬慎二。
    そして後から合流予定だった安藤望。

    みんながみんな、それぞれ大切な人の為に、少しずつ嘘をついて守っていく。
    誰が誰の為に、かはここでは書かないでおこうかな。

    ただ、結局誰にも共感できないまま読み終えてしまったのが残念だった。自分が探偵気質だからなのか、真実はいつも一つ!的な感じが好きなんだよなぁ。

    嘘をついたところで、結局は誰も幸せにはなれていないような気がしてモヤモヤしてしまった。

  • こちらも借りて読みました!
    ほんとに良かった!
    それぞれの生い立ちに
    胸が苦しい部分もあったけど
    何故か感動させられる
    不思議な感覚…
    普段は探偵物を好んで読むけど
    こんな作品も良いなと思った。

  • 再読。「みんな一番大切な人のことだけを考えた。一番大切な人が一番傷つかない方法を考えた。」「究極の愛とは罪の共有だ」
    誰(N)が誰(N)のために行動したのか考えさせられた。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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