- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575517170
感想・レビュー・書評
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本屋大賞2012年7位。連作短編集。雰囲気あって、余韻を残して終わるパタンなんだけど、こういうパタン他にもあったよなっていう気にもなる。変にもったいぶってるのと、細かいところで、こうはならんでしょって違和感を感じてしまいストンと落ちてこない。あと、やっぱり全体的に中途半端感がぬぐえない。「ほんで?」って相手の話に無理矢理オチを要求するときに使う大阪弁だけど、読み終わったとき「ほんで?」ってなる。認知症になりつつある母親の話は、自分もまさに今そんな感じになってるけど、本人も周りももっと自然にどっしりと受け入れりゃいいんじゃないのかなって思ったりした。
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たいせつな人の隣で
いつも笑っていたいな。 -
やっぱり「羊と鋼の森」とはだいぶレベルが違った。
もう一歩何とかできそうな気も・・・ -
切なくて、温かくて、満たされているような淋しいような。
そんな短編が詰まっています。
でも、キーとなっているレストラン「ハライ」にあまり想像力を掻き立てられないというか、何となく消化不良というか。
でも品のある小説で独特の空気感があって、良かったです。
認知症の老婦人の話は辛かったです。
とても沁みる話なだけに、気持ちが落ち込みました。 -
いくつかの短編から作られた物語。
同じレストランに居合わせた6組の物語なんだけどどの話もなんだかいまいち。
話に深みもないしなんだか唐突だし、話を急いでいる感じだし。
これが短編の難しいところなのかなぁと思いました。
最後もこの6組がどうにか繋がって来るのかなぁと思ったらそんなこともないし。
なんで本屋大賞ノミネートだったんだろう?
180ページ位の短い本だったからなんとか挫折しないで読みきることができました。 -
レストランが共通点。
でもそのレストランでのシーンはそうそう出てこない。
本屋大賞をとった人の本ということで借りた -
「羊と鋼の森」から読み進めて、宮下作品っぽくない変り種の1冊。
「ハライ」というレストランを舞台に、というか、予約から来店までのプロセスを、各々のシチュエーションで切り取った作品。
6つの短編集なんだけど、レストランという切り口で綴られてるところがなかなか新鮮。 -
本屋大賞受賞作家の作品。うーんやっぱいいわーー。彼女の文字をしばらく追いかけます。