ホテル・ピーベリー (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575517293

感想・レビュー・書評

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  • ハワイ島が舞台。可もなく不可もなく、中途半端な感じだった。

  • 職を失った木崎淳平は、鬱屈した心を抱えてハワイ島にやってきた。長期滞在型のホテル・ピーベリーは小さいけれど居心地が良く、他に四人の日本人旅行者がいた。だが、ある夜、客の一人が淳平に告げる。「楽しみにしてろよ。今におもしろいものが見られる」不吉な予感の通り、客の一人が溺死し、やがてもう一人-。様々な気候を併せ持つハワイ島の大自然と、人生の夏休みに絡め取られた人々の心の闇。巧緻な筆致で衝撃の真相へと導かれる。一気読み必至の傑作ミステリー。

  • はじめの方はどういうストーリー展開になるのか予想がつかなかった。そしたら木崎はなんとxxxxxxxxだった。普通では無いな。この話は期待したものとはかなり違っていた。結局何だったんだという感じ。サクリファイス、サヴァイブのシリーズはいいね。少し通じる所はあるけど。

  • ストーリーとしては程々だが、文章は何ともいえない雰囲気があって好きだ。主人公"木村淳平"の心情の書き方が良い。
    又、些細な事をドキッとさせる所も上手い。
    整形や偽造パスポートに関しては、無理な感じもするが、、

    始めは木村淳平に同情と好感を持っていたが、話が進むにつれ自己的で何かウジウジした奴だと思ってきた。
    でも最後で少しだけ、良くはなったかな。

  • 面白かったです!! 孤島ミステリの変形かな、という期待を持って読み始めましたが、ほぼ半分近くまで事件の匂いはありません。それでもハワイ島の素晴しい描写や、物語の力に引っ張られ、最後まで読み進めました。読み終えて思ったのは、とても力強い、愛の物語だということです。切ないけれど、今後に希望が感じられる結末でした。

  • ハワイ島の気候(行ったことないけど)と物語の進み具合の空気感がマッチしていて読みやすかった。ちょっと盛り上げた割には残念かなという部分もあったけど、全体的には面白く一息に読めた。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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