ケモノの城 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.29
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本棚登録 : 2912
感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575519952

感想・レビュー・書評

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  • 実際にあった事件を元にしてあるという事実を知りながら読むと吐き気がする。

  • 猟奇的な事件を描いた作品。
    北九州監禁殺人事件が元らしいのですが、ゾッとします。

    なかなか人にオススメできる本ではないですね。
    読まれる方は覚悟をもってどうぞ。

  • 北九州監禁殺人事件を下敷きにした小説。
    残念ながら、実際の事件が持つ凄まじい異常性を物語として超えようとする意気が空回りして、却ってリアリティを損なっている感が否めない。
    特に、事件の真相をある登場人物の語り一つですべて説明してしまったところで心が離れてしまった。(しかも、無口な人物という設定なのにこのシーンで突然多弁になる)
    キャラクター描写は魅力的で文体・構成も読み進めやすかっただけに悔やまれる。

  • 誉田さんはグロいけど面白いと思ってましたが、これは(私には)グロいだけで引いたー。元になった事件をかなり詳細に取り入れてると思ったし、読み終わった後の重苦しさが半端ない。誰がアイツを殺したのか、あの2人はどうなったのか、スッキリしない点もあってモヤモヤします。

  • とてつもなく残忍な物語だが、実際に起きた事件が元になっていることに驚きを感じる。
    人間はそこまで鬼畜になり、そこまで飼い慣らされてしまうのか!
    惜しいのは最後の部分。
    島本が聖子に似た女性に会うシーン。
    その時の対応が不自然すぎる。迷子を連れて来たらそれなりの聴き取りはするのに、あっけなく帰してしまっている。
    もうひと工夫欲しかった。
    とてもグロいので、読む方はそれなりの覚悟を...

  • 謎解きまでは最高に面白かった。でも結局、何が一番言いたかったのかがぼやけてしまった印象。結末を丸投げされてしまったような?小どんでん返しが重なりすぎて「いや、さっきのオチで良かったんじゃない?」て思ってしまったので★3。

  • ストロベリーナイトの誉田哲也が、北九州一家連続監禁殺人事件をモデルに書いた小説。
    文章は平易だが内容がグロテスク。一気に読ませてしまう力強さはあるものの、一人称で語られる虐待シーンがなんかエロい薄い本みたい。
    冒頭に出てくる恋人たちがどうなるのか心配でハラハラさせられて最後まで興味は尽きない。
    犯人はものすごく悪い人であるはずなのに、いざ死人が出ると狼狽えて他人に責任をなすりつけようとする。結局のところ、自己愛のゆがみなんだろうけど。
    彼の狂気が被害者にも感染するかのような描き方は分からなくはないが、実際の事件の生き残った人のことを考えるとこの終わり方はどうなんだろう?とも思った。
    物語とはいえ、まだ大昔とは言えない関係者も沢山生きてる事件だから。

  • いやた読むのが辛かった!
    2017年50冊

  • 真相と結末が気になり、ページを捲る手が止まりませんでした。

  • 描写がリアルすぎて読みながら気持ち悪くなってしまった

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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