あなたのゼイ肉、落とします (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575522822

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭から笑えました。
    短編で読みやすかったのと、これは怖い話?と思うものも最後はすっきり、ほんわかします。
    垣谷美雨さんの本は、等身大というか私には共感できる部分が多くて、それでいてそんなに悪い人は登場しない。読みやすいですし、力まず読める気がします。

    (大)昔に読んだ、「魔法の鍵婆さん」?シリーズがちょっと頭に浮かびました。

  • 太る、肥えるに囚われすぎると卑屈になって性格が悪くなるし、痩せすぎるのも精神的健康的に問題あるし…何事も程々が必要ですね

  • 悠太と加奈が仲良くなるのが温かくて好きだった。
    全体的に小萬里についての描写がサラッとしていて、もう少し辣腕を振るうと期待してたため物足りなさを感じた。

  • ダイエットだけだと思ったら心の贅肉を無くして貰う。それで体重を減らさなくても前向きになれる。そんな小萬里さんに心の贅肉を無くして貰いたい。

  • ケース1 園田乃梨子49歳
    共働きの主婦がどんどん太っていく…。
    大庭小萬里から「ブスとして生きる訓練をする」「家事を手放せばいいのです」という事を言われそれを疑いながら実践していく。すると笑いが戻り、仕事も好転していく。これはきっと気づいたら痩せていくタイプのダイエットだ。

    ケース2 錦小路小菊18歳
    元華族のお嬢様の話。家は没落していて、父は絵の先生で細々と少ない給料しか稼げない。母は専業主婦。どうやって暮らしているのかというと、先祖代々からのお宝を売りながら食いつないでいる。小菊はパティシエになるという夢を持ち、それを実現しようと小萬里からアドバイスをもらいながら独り立ちをしていく。

    ケース3 吉田知也32歳
    交通事故で一年半の記憶を失った状態で入院している主人公。自分の記憶をたどりたくて、スマホやパソコンの中身を辿っても壊れたといわれるばかり。そこへ幼馴染の友香子の献身的な看病で気持ちを向上させていく。そしてよろけた拍子に頭を打ち、記憶が戻る。
    そこには自分の父親の性格が影響している場面があった。本人にもアドバイスをするが根本を見抜く小萬里。

    ケース4 前田悠太10歳
    母子家庭の男の子。いじめにあっていたのだが、隣に住む父子家庭のお姉さんと一緒に小萬里のアドバイスを受け、自分たちでご飯を作るようになる。偶然にも近所に住んでいた小萬里の家にも出入りするようになり、小萬里の母とも仲良くなり、自分たちの親ともわだかまりが無くなり痩せていくという大団円。




    ーーーーーーーーー
    ダイエットは運動と食事制限だけではない。大庭小萬里はマスコミには一切登場しない謎の女性だが、彼女の個別指導を受ければ、誰もが痩せられるという。どうやら、身体だけでなく「心のゼイ肉」を落とすことも大事なようだ…。ベストセラー『あなたの人生、片づけます』の主人公・大庭十萬里の妹である大庭小萬里の指導が冴える、読んで痩せるダイエット小説。(amazonさんより)

  • 『あなたの人生、片づけます』の本の姉妹が主人公の片づけ本で、今回のテーマはダイエット。
    片づけの本と違って、こちらは都合よく話が展開しすぎかなぁと感じました。ちょっぴり進〇ゼミにつく漫画を読んだような気分、、(笑)
    ただ、体につく余分なゼイ肉も、家が片付かないのも、発現した先が違うだけで、根本原因は心だというところには、そうだなと共感しました。
    心を断捨離して、家も体もスッキリしよう!

  • 自分の人生に集中し、全うしている人は美しい。

  • 心のぜい肉も落とします。
    のフレーズ沁みた〜。

    食べ物、食事も当たり前だけど、
    心が健康でないと痩せない。
    心の持ちようで事がうまく進むようになる。
    上をむかせてくれる小説で、元気が出ました。

  • 小萬里さんのズバッと感が爽快な作品でした。
    ダイエットを始めたばかりの私に何か刺さるものがあればと思って読み始めた作品。
    1作目の乃梨子(49)のお話が一番身に染みました。自分の人生は自分の物、自分を大切にいつまでも元気にいられる人生を私も目指さなくては。今日も筋トレ、頑張ります!!

  • 前作を読んでいないまま読んでみたらとても気に入った。
    前作を早く読まなくては!

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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