あなたのゼイ肉、落とします (双葉文庫)

著者 : 垣谷美雨

• 双葉社 (2019年11月13日発売)

感想・レビュー・書評

[さあきさんの感想 · 2023年1月29日]

私も中年太りし始めているので、身につまされながら

[milkyさんの感想 · 2023年1月29日]

大好き垣谷美雨さんの小説。
「あなたの人生片付けます」の続編？的一冊。
簡単に贅肉を落とそうとせず、依頼者の心の贅肉こそ落としていく読み応えある一冊。
もっともっと続きが読みたい。

[namiさんの感想 · 2022年9月18日]

読み始めてこの感じ読んだことある？と思ったら『あなたの人生片付けます』だったようだ。主人公がそれぞれ姉妹という設定で続編のような感じでもあった。今回はダイエットがテーマだけれど置かれた状況に精神論的アドバイスでダイエット成功に導いていく。最終的にうまく行き過ぎ感もあるけれどそうでないと暗くなるテーマだから前向きになれるという点で読後感は良かった。

[Spicaさんの感想 · 2022年9月14日]

『あなたの人生、片づけます』の大庭十萬里の妹・小萬里がカウンセラーとして、身体だけでなく心のゼイ肉も削ぎ落としていく4篇の短編集。49歳の元美人のキャリアママ、18歳の元華族の女子大生、32歳の太った自分の記憶を無くした男性、10歳の母親と二人暮らしの小学生の男の子。
ダイエットで悩んだことがある人ならグサグサ突き刺さるほど痛々しいエピソードの連続でもう終始苦笑い。でも決してダイエット指南本ではないのです。心の中に溜まったモヤモヤドロドロした澱み＝ゼイ肉がなくなると自然と身体のゼイ肉も減っていく。心と身体って本当に繋がってるんですね。
とても面白かったです。時々自分への教訓として読み返したい一冊です。

[緑象さんの感想 · 2022年9月3日]

冒頭のアラフィフ女性が、自分と重なり、アドバイスが早く知りたいとあれよあれよと読み進めたが・・・がっかり。
家事なんてとっくに手放してるわ。平熱36.5度あるのよね～。

母子家庭の小学生の話はほっとした。

[asahiさんの感想 · 2022年8月15日]

ダイエットの内容に絡めたいい人版の笑うセールスマンって感じ。止まらずに読み進められて面白かったです。

[太宰漱石さんの感想 · 2022年6月12日]

大好きなシリーズ！心のゼイ肉も落とします、っていうのが良いフレーズだと思いました。

[chamomileさんの感想 · 2022年6月12日]

あなたの人生片づけますが面白かったので、こちらも読みました。
人生の方はお姉さんのとまりさん、贅肉のほうは妹のこまりさんが色々な問題を解決していきます。
おもしろかったです。

[フリージアさんの感想 · 2022年1月16日]

「あなたのゼイ肉、落とします」の著者
大庭小萬里と依頼者との4つのお話。
ケース1 園田乃梨子49歳
ケース2 錦小路小菊18歳
ケース3 吉田知也32歳
ケース4 前田悠太10歳
親の影響や環境によって、いたしかたなく太ってしまうこともあること、それを解決するにはきちんと自立することを、教わった本。

[ましろ。さんの感想 · 2021年5月26日]

小萬里さん、現実に現れてくれませんか…って、思わずにはいられない作品です！
前作でも感じましたが、無駄なもの(心のゼイ肉)を無くしていった方が、世界が違って見えるのかもしれませんね。

出来れば今作はティーン時代に読みたかったです。
学生時代のチャレンジ精神と努力ってめちゃくちゃ大切だったんだなと思う今日この頃、今作のケース2で益々痛感しました。
あ、このタラレバが太っちゃう原因かも…。

著者プロフィール

1959（昭和34）年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005（平成17）年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」