犬がいた季節 (双葉文庫 い 64-01)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575527179

感想・レビュー・書評

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  • 良き物語。

    こういう良き物語を、なーんかあざとい感じ?って思っちゃう私は捻くれ者なんだろうなぁw

  • ここ10年ぐらいでいちばんよかった。今考えると高校ってたった3年間なんだな。あれから35年もたった。第1話の主人公と同じ学年だけに、いろんな切なさを思い出しながら3日で読んだ。

  • 18歳って、今では成人とされる年齢ですが、まだまだ子供と大人の境目ですよね。
    昭和、平成、令和と時代は変わっても、それは同じなんだなぁと。。

    恋、友情、進路… 迷い揺れる彼らの姿を、学校で飼われていた犬のコーシローが見守る。
    爽やかな青春小説でした♬*°

  • 少しずつ重なりながら描かれていく物語
    自分は1999年生まれなので、上の世代の方がどう感じるのか興味の湧く時代描写の数々でした

  • 『凡庸だろうがなんだろうが、自分のなかにあるものを信じて磨いていくしかない。』 

    めちゃくちゃ良かった。高校時代の青春真っ只中の楽しさのなかにちょっと甘酸っぱさがある感じが伝わってきて高校生に戻りたくなった。

  • すごく良かった!!
    まだ今年始まったばかりだけど、たぶん今年のベスト5には入る!
    高校で飼われている犬と歴代の生徒たちの青春の物語。あの頃にしかない煌めきを思い出して懐かしくて眩しくて…
    静かに心に沁みます。
    年代的にドンピシャなこともあり、当時の流行や音楽もハマってどっぷり浸りました。
    また浸りたい。

  • 冒頭のお話が素晴らしく、その余韻を味わいながら続きの話を楽しんだ
    それぞれ趣の異なる物語を揃えているところに、度量の大きさのようなものを感じる

  • 青春時代は40年以上も前。想い返せばなんだか確かに青春っぽかったなぁ。本作品ならその頃に自分を戻してくれて、再び青春でわが身を包んでくれるかもなので読んでみたい

    #犬がいた季節 (文庫)
    #伊吹有喜
    24/1/10出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

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  • 3月1冊目
    学生時代の3年間ってたった3年で
    凄く大人になったり物事の見方が変わったり
    文字だけでなんとも言えないもどかしさにギュっと胸が締め付けられる。
    何人もの子どもから大人の成長過程を優しく見守った捨て犬コーシロウ。
    短編集なんだけどなんとなーく繋がってる。
    ラストが凄く良かった!
    忘れ物やっと見つかって良かったです!

  • 単行本でも読みましたが、文庫本も購入し再読。
    やはり良かったです。
    同じ年代で場所が四日市という所で、まるでそこで見た様な気持ちで読み進めました。
    色々な悩みや思春期の気持ちを思いだしました。
    何回読んでも感動です。ありがとうございます。

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。出版社勤務を経て、2008年「風待ちのひと」(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)でポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。第二作『四十九日のレシピ』が大きな話題となり、テレビドラマ・映画化。『ミッドナイト・バス』が第27回山本周五郎賞、第151回直木三十五賞候補になる。このほかの作品に『なでし子物語』『Bar追分』『今はちょっと、ついてないだけ』『カンパニー』など。あたたかな眼差しと、映像がありありと浮かぶような描写力で多くのファンを持つ。

「2020年 『文庫 彼方の友へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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