孤愁ノ春 ─ 居眠り磐音江戸双紙 33 (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664416

感想・レビュー・書評

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  • 道場の再興を誓う磐音と跡継ぎを宿したおこんの逃避行

  • 磐音とおこんさん江戸を脱出しました。
    これ田沼が失脚するまで続くのか。先は長そうだわ。

  • 磐音シリーズの中で特別な一冊になると思います。
    新しい磐音の序章です。
    今後がますます楽しみになってきました。

  • シリーズ第33作。
    磐音とおこんは田沼意次の追っ手から逃れるため、名を変えて江戸を出る。

    著者のシリーズものをいくつか読んでいるのだが、最初はスカッとした読後感にスイスイ読めていたのに、最近はどれも暗い話になっていって、どうもぱっとしない。陰謀はいいから、爽快な剣劇が読みたい!

  • どん底の状況からの再生の場面。最初は読んでて、悲しくなって
    しまったけど、それでもいろんなことは進んでいくので、とりあえず
    前をむけば良いのだと。
    起こっている事実は一つなのだけれど、それをどう受け取るかは
    自分しだいということをこのごろよく感じる。

  • 第三十三弾
    急展開の前巻より新展開か、これまでの登場人物に別れを告げ、新たな旅立ちか?
    おこんに子供が宿り、弥吉と霧子を供にどこに行きつくのか
    相変わらず読みやすい

  • 老中田沼意次の陰謀によって、家基も義父も亡くし、すっかり隠棲させられてしまった磐音に、なおも刺客が忍び寄る。今は我慢、いつか再興の願いを密かに抱きつつ、佐々木家の先祖の墓所を訪なう旅が始まった。

    前巻でシリーズ終了していたとしても不自然でなかった流れの中で、どんな続編が始まるのか?と、いくぶん不安を抱きながら読み始めましたが、今回の物語の舞台が自分の職場の界隈の地名(刈谷とか知立)が何度も出てきたので、妙に安心して読んでしまいました。

    (2010/6/18)

  • 旅の空はいつまでなのでしょう。霧子と弥助が加わってくれて助かりますね。まだまだ完結は先か。

  • 前作の「大転換」から、あまり時間を置かずに刊行されたのは意外でした。磐音とおこんの新たな旅立ちですし、物語自体も新たな段階へ進む作品ですね。「田の字」との戦いはいつまで続くのか・・・。この作品自体は、「旅情」的な雰囲気が漂っている感もありますが、個人的には好きです。弥助と霧子がかっこいいです!

  • テレビ化されているのを知っていると,主人公二人が旅に出ているのに,手紙を渡すというシチュエーションを作って,キャストに出演機会を与えるという無理矢理さを感じちゃう。居眠り磐音シリーズ33!~田村の謀略で道場を潰され養父母を死に追い込まれた磐音・おこん夫婦には子が宿るが,身は今津屋の寮にいつまでも置いて置く訳にはいかない。周囲の人々に類が及ぶからだ。世話になった人々への文を弥助に託し,船で江戸を出立し,小田原で大久保家から偽手形を手に入れ箱根を越えたが,田村の刺客が江戸から放たれたのを知り,陰のように護りに従った霧子を見破って供に加え,討っ手に小姓組が加わったことを知ると,田村家の刺客との分断を弥助と霧子に依頼する。佐々木家の菩提寺が刈谷にあるのを察知され,雹田平に先回りされるが,少数であったため,これを返り討ちにし,旅は流浪のものとなる~というわけで,系図屋が異人で,青龍刀を振りかざす大して強くない弁髪の刺客を登場させたり,子役にまで登場機会を与えたり,思い出話で死んだ人物まで登場させたり,無理が過ぎる。ストーリーは簡単で,単純化するために忍者が活躍するという更なる無理を・・・イカン!

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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