この世界の片隅に (上) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 3249
感想 : 310
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575941463

感想・レビュー・書評

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  • 上は、戦争が始まる前のお話。
    子どもの頃に出会った少年から見合いを申し込まれ嫁入り。すごく運命的なものを感じました。
    この時代の人の温かさが伝わってきます。そしてユーモアある。主人公ががむしゃらで、素敵な性格。続きが気になる。

  • 映画を観ていないけれど「読むべき漫画」という評判を聞いて、原作を読んでみようかと手に取った。どこで連載されていたかなんて考えたこともなかったけれど「漫画アクション」でしたか。戦争が始まる前の、生活は苦しいながらもゆったりとした時代。枠線や画のタッチがほんわかしていてすずの性格にもマッチしている。

  • 松坂桃李さんが好きなので、得意じゃない戦時中のドラマを見ました。

    思った感じではなく、原作も読んでみようと手にしました。

  • この作者は年下なのであるが、よくまぁこれ程までに戦中戦後の風俗を調べたものだと感心する。
    私もそこそこ本では読んだり、祖母などから話を聞いたりしていたが、何よりも作者の画力が、戦争のリアルを人に伝えるのである。これが漫画の優れたところだ。
    感想は下巻で。

  • 然るべきあの戦争は語り継がなければならないが、
     非当事者が言ふ、語りは嘘っこになってしまふ
     といふ世界の定説をどう切り抜けるか、「戦争はいけません」と言ふバイアスに過ぎないものをどうやって対処するか、といふとかう言ふものになるんだらう。
     もちろん、作品は気の狂ったやうな歴史考証がなされ、確実に説得力は出てゐる。
     当時の、戦争だけでなくてのほほんとした空気が描かれてゐるにも拘らず、すずさんもアレなお姉さんであるにも拘らず、なんか観るのがつらい。

  • 映画、文庫、漫画・・・

  • 映画がとても印象的だったので漫画にも手を伸ばしました。
    全3巻の上巻。感想は下巻に。

  • いいよいいよ、と言われ気になり購読。

    戦時中の日常。
    どんな暮らしをして来たか。
    幸せなこと、大変なこと、タイミングで分かれる生死、その中にあった普通の暮らしと、人との関係の中での心の動き。

    特別な過去にしていたのは私で、普通の暮らしがあった。
    気づいたら戦争で、みんなそこに抗えず、抗わず、とにかく生きていくしかない。

    今だってそう、同じ。
    この環境の中で生きていくしかない。

    過去や未来を思うばかりでなく、今を生きるしかない。

    ものすごく好きな作品だった、映画も見たい。

  • 上巻・中巻・下巻を読みました。

    軍港都市である広島県呉市に嫁いだ若い娘 すずの生活。

    時代は戦中。
    あの広島の原爆投下が描かれています。

    家族が寄り添い、避けようもできない境遇を、乗り越えようとするたくましさ。

    そのなかで、すずさんはいいキャラしてます。

  • まだこの時点では戦争前のお話、なのかな
    こうのさんの世界観が確立されててすごいなぁなんて思ったり。主人公がすずさんみたいなキャラだから、戦争っていう重めの主題の中でほのぼのした空気感がうまれてる。
    あと、驚いたのが史実への忠実さ。
    昭和の生活、みたいなのをこうのさんが忠実に再現していて、私自身にもそういう当時の人々の暮らしが違和感なく頭に入ってくるのがすごい。

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著者プロフィール

こうの史代:1995年デビュー。広島市生まれ。代表作は「さんさん録」や、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞作「夕凪の街 桜の国」、アニメーション映画のヒットも記憶に新しい「この世界の片隅に」など。

「2022年 『ぴっぴら帳【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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