([に]1-1)ゆれる (ポプラ文庫 に 1-1)

著者 : 西川美和

• ポプラ社 (2008年7月31日発売)

感想・レビュー・書評

[ねりゃさんの感想 · 2010年5月31日]

そもそも、映画で観まして
もーんとした空気が良かったので、本買いましたｗ
香川照之が、こわいくらいゾクゾクしたなぁ。
映画もオススメです、重い空気が苦手ならば
止めた方がいいかもしれません。

[koba1206さんの感想 · 2010年5月26日]

心理描写が巧み。
また映画監督としても稀有の才能の持ち主

[spyxxminiさんの感想 · 2010年5月6日]

西川美和は天才だったのだな

[ぷうこさんの感想 · 2010年5月2日]

　表現がしっくりくる文章で、軽すぎず硬すぎず丁度良い。
　ある事件を通して、家族の関係が赤裸々に語られている。綺麗事なしの家族関係がすごくリアルだった。
　ラストは感動しました。読後、もっと早く読んでいれば良かったと後悔したくらい。

[chittan84さんの感想 · 2010年4月24日]

映画は見ていないが充分に楽しめた。
中盤あたりから後半までの盛り上がりが良い。

[urara505さんの感想 · 2010年4月23日]

西川美和さんの小説は，どれもこれも滴るような筆で書かれている。その筆先から「何が」滴るのか，といえば，
それは人間の血や肉片であり，他人に嗅がせることをためらうような生臭い吐息だったりする。
このリアリティー。この創造力。映画と小説どちらの世界でも存分に活躍して欲しいと思う。

[yoheysuzukiさんの感想 · 2010年4月14日]

偶然観た映画版に打ちのめされ、翌日購入。描かれた世界は変わることなく、絶妙なバランスで存在していました。香川照之さんの表情が見れないのが残念だけど、彼による愛のあふれた解説がその穴を埋めてくれます。

[よめさんの感想 · 2010年3月18日]

一見、穏やかに話が流れている感じがするけど、徐々に迫る感じのストーリーでした。ゆれる、のタイトルが読んだ後、じんわりとくる。

[のりリィさんの感想 · 2010年3月6日]

映画はみていないけれど、久々に惹きこまれた１冊でした。

[Sasaさんの感想 · 2010年3月4日]

映画のあとに読むとおもしろかった。

ゆれにゆれる。なぞは解かれない。
それでいい。

著者プロフィール

1974年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。在学中から映画製作の現場に入り、是枝裕和監督などの作品にスタッフとして参加。2002年脚本・監督デビュー作『蛇イチゴ』で数々の賞を受賞し、2006年『ゆれる』で毎日映画コンクール日本映画大賞など様々の国内映画賞を受賞。2009年公開の長編第三作『ディア・ドクター』が日本アカデミー賞最優秀脚本賞、芸術選奨新人賞に選ばれ、国内外で絶賛される。2015年には小説『永い言い訳』で第28回山本周五郎賞候補、第153回直木賞候補。2016年に自身により映画化。