ダイナー

著者 :
  • ポプラ社
3.89
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本棚登録 : 951
感想 : 202
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591112014

感想・レビュー・書評

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  • 殺し屋が集まる定食屋「ダイナー」。そこで働くことになったカナコ。なにげに気持ち悪いがなんとか読めた。
    2012.10.11

  • 吐き気がするほどお腹が空く御話、ではなく、
    吐き気がするけどお腹が空く御話。

    表紙に対して拘りはないですが、良い表紙ですね。アップのハンバーガーで、総てを表している感じ。
    表現が上手くないとホラー屋は商売が成り立たないだけあって、食物への描写が上手い。熱々のハンバーガー、チーズの匂いまでしてきそうだ。ああ、お腹が減る。
    喩えその直前・直後に血肉が躍動していようとも。

    主人公が(オオバカナコという名前に反して)阿呆みたいに騒がしくないところも読み易いポイントだと思います。
    ただ、スキンとのやりとりだけは許せなかったなぁ…知らなかったこととは言え。
    スキンが好きだったので、其の点だけ残念。

    しかし、久し振りに一気読みしました。非常に面白かったです。

  • インパクトと迫力のある装丁。目次がメニューになっていて素敵。だけど、もう30何ページで最後まで読むか迷った。(つまらないからではなくて、暴力やきつい描写により)まぁもうちょっと読もうと進めて、ああやっぱりだめだくらくらしてきたぞと思うと、わりと読める場面になって、結局読了。途中からはなんだか平気になって夢中で読んだ。すごくおもしろかった。はらはらどきどきでした。ぐっとくる表現もいくつかあったし、なによりボリューミーな内容でお腹いっぱい満足!菊千代が可愛いです。

  • 平山さんにしては…ストーリー重視(笑)

    グロ描写も当然あったんだけど、料理の描写の方が印象に残りました……なんか、うまそうじゃん!!!

    日頃の吐き気のするグロ描写(褒めてます)は、筆力の高さに裏打ちされたものだったのが逆説的に証明された一冊。


    酷い残酷性を覚悟(期待?)して読み始めたので、肩すかしをくらった気分も多少あるんですが、面白かった!

  • マジでオススメ。この人の本の中では、残酷描写が極めて少ないから物足りんけど、それでもメチャ面白いから。

  • ハンバーガー!殺人!ハンバーガー!殺人!ハンバーガー!って感じ。
    勢いがあっておいしい・・・じゃなくておもしろいです。

    2019/06/27
    映画化すると聞いて久しぶりに読み返したらやっぱりめちゃくちゃおもしろい。ボンベロが藤原竜也かどうかはさておき…。

  • 姉がスティーブン・キングと一緒に貸してくれた本。
    この手のヤツは苦手なんだけどなーーーと思いつつ読んだ。
    まあ、苦手な私でも結構さらっと読めました。
    内容も面白かったけど、やっぱり私はこの手のヤツは苦手です。

  • わざわざグロに持っていく感じと、いちいちのカタカナ描写がちょっとという感じ。いい加減やめようかなって思ってるあたりから、ストーリー的に落ち着き(慣れただけかもですが)が出てきて、読み切る。ハンバーガーのおいしそうな感じは伝わります。終盤、最初に出てきた人物が再登場してきたときは、かなり違和感を感じました。

  • ひょんなことから殺し屋のみ集まる会員制DINERで働くことになったカナコと、DINERでの出来事(殺人)を書いた小説で、題材が題材なだけに、まあ顔をしかめつつ読み進めるわけですが、無性にハンバーガーを食べたくなる。読んでる最中、読み終わって、関係なく食べたくなるのです。ケチャップなのか血なのか、ひき肉なのか人肉なのか、そんな境目がなくなるのに、物語にでてくるハンバーガーはとても美味しそうなのです。これは映像化されるだろうなぁ

  • 文庫でたら絶対買う。

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著者プロフィール

1961(昭和36)年、神奈川県川崎市生まれ。法政大学中退。デルモンテ平山名義でZ級ホラー映画のビデオ評論を手がけた後、1993年より本格的に執筆活動を開始。実話怪談のシリーズおよび、短編小説も多数発表。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社文庫)により、2006年日本推理作家協会賞を受賞。2010年『ダイナー』(ポプラ文庫)で日本冒険小説協会大賞を受賞。最新刊は『俺が公園でペリカンにした話』(光文社)。

「2023年 『「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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