北里大学獣医学部 犬部!

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591117477

感想・レビュー・書評

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  • 「犬部!」を先に買ったけれど
    「野宿に生きる、人と動物」に出てくる人が登場している。
    もっとボランティアが増えるといいな。
    日本は生き物と暮らす人の責任感が希薄なのが残念。

  • 北里大学の学生たちが、手探りで始めた「犬部」
    少しでも小さな命を守りたい!と奮闘し、救われた動物たちの卒業を心の底から喜ぶ姿はとても美しいと思いました。
    ただモチベーションの差が、同じ志を持つメンバーを排除してしまいそうになったのは残念。
    動物たちにそこまでのめりこむ情熱は素晴らしいものだけれど、それを自分以外の人にまで要求するのはどうなんでしょう?
    出来る範囲で活動しますという人にも、優しく門戸を広げてほしかったと思いました。

  • ここまで献身はできないので私はこの先も多分何も飼わないかと。

  • 自称・犬バカノンフィクションライターの片野ゆかさんが、
    北里獣医大学十和田キャンパス内の動物愛護サークル活動の存在を知り、
    若者達の取り組む姿に惹かれ、描かれたノンフィクション。

    ひたむきに動物の愛護に取り組む学生達の姿が、
    生き生きと、ありのままに描かれていたのが、清々しく感じました。
    動物達の命に向き合うためには、
    "いたわりたい"という愛情だけでは越えられない壁も多いのが現実。
    現状では背負えない負担も多々あり、
    そこに生じるジレンマや心の葛藤、悔しさも
    正直に、まっすぐに、描かれていました。

    「がんばれ!」
    とエールを送りたくなる若者達のひたむきさに、じんと胸が熱くなりました。

    信頼できる獣医さんが、きっと増えていくだろう希望が、見えました!

  • 動物保護している北里大学に実在する団体「犬部」の活動の記録。

    保護した動物が病気にかかっていたら、自費で治療し、里親が見つかるまで自宅で育てる。
    本当に動物を愛している人にしかできないことだろうな。

  • 内容は大学生がサークル活動で社会の厳しさや自分以外の命の大切さを知る、確かにノンフィクション。
    物語の世界によくある都合のいい盛り上がりとかないんだよね。
    もうちょっとな感じでした。読みにくいし。

  • う~ん、いっぱい悩んで、青春ですよ。

  • 犬好きとしては、感動あり、悲しいなみだあり、共感できる部分あり、で面白かったけど、文章がなんだかイマイチ…なんていうか、作品としての完成度が低い感じ。雑誌の特集記事みたい。

  • 犬好きなら読むべしと言いたいところだけど、動物を飼うことの難しさを教えてくれる本でもあるので、ただただ読んで楽しいというわけではない。そのあたりのさじ加減が難しいなあ。

  • 20100812

  • ただ動物が好きという理由だけでは勤まらない動物愛護の過酷な世界を大学生が自分の時間やお金を使ってやっているなんて驚き。もう少し文章がうまければな。あと青森って捨て犬、捨て猫多すぎ。

  • 獣医学部のサークルの話しだけど動物のお医者さん的なことではない。当初は大学側の協力もなさそうで、時間とお金と場所がどこからでてくるのか不思議なほど。自分は動物飼ったことないので、保護される動物の悲惨さよりも部員たちの情熱がどこから出てくるのかに驚きながら読んだ。動物を飼っている人は読んだほうがいいかも。

  • 題材が題材なだけに「お涙ちょーだい」本にしようと思えばできるところをあえて淡々と書ききったところに好感をおぼえる。

  • 犬好きより、犬バカですね。動物愛護は、中心となって活動すると、簡単にはできない世界のようです。尊敬します。

  • この本に何か面白い犬にまつわるエピソードを期待していた人は裏切られた気分になったかもしれない。でも、学生でここまで組織をつくって動物保護活動をしている人達がいるというのを私はこの本を読むまで知らなかったので、彼らが様々な困難に立ち向かいながら、矛盾を抱えながらそれでも犬や猫を救いたいという気持ち、また自分の生活ありき、という若い学生の感覚も非常によくわかる。ボランティア団体というのは、主婦が中心にやっていて、妙にヒステリックで、小うるさくて・・なんて思ってる人もいるかもしれない。そもそも遺棄する人の意識の問題なのだが・・。こういう活動がごく当たり前に存在する社会が日本にはまだまだ無いのは事実で・・でも自分の子どもも気に食わないから虐殺する大人(子ども?)が増えている中、物言えない生き物を大切にする心を育てる社会であって欲しいと願ってもいる。

  • これはひどい。
    「犬好きの主婦が、学生の捨て犬保護活動に感動して思わず筆をとった」というレベルの本です。
    文書も表現も稚拙だし、なにより感動した!共感した!的な感情論が最優先に出てて、伝わるものがなにもない。
    こんなのに巻き込まれた獣医学生のほうがかわいそう。
    酷い文書にさらされた、というか、まともに社会評論される価値のないレベルの活動、と受け取られないことが不憫でならない。

    自分自身が同じ大学の同じ学部の同じ時期の卒業生でなかったら絶対買わないし読まないし、むしろレビューすら書かなかったと思う本。
    この本に頼るくらいなら、自分たちでブログでも立ち上げて情報発信したほうがはるかに有意義だと思う。
    (実際にどの程度の活動をしてるかは知りませんが)

  • 「俺が行かないと、あいつらは死ぬ」「でも、このままだと俺が死ぬかも…?」身勝手な人間の犠牲になった動物たちと、彼らを救うために奔走する現役獣医学部生たち。青森県十和田でくりひろげられる、涙あり、笑いあり、感動ありの青春奮闘記。実在する大学のサークル活動を描いた実話です。

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